連載
ストレージなんて見たことがない――基礎から学びたい人の「ブロックストレージ」超入門:AWSで学ぶクラウド時代のサーバ&ストレージ基礎知識(2)(3/4 ページ)
これまであまり物理的なサーバとストレージに触れてこなかった方を対象に、AWSを用いてサーバとストレージの基礎知識を解説する連載。第2回は、Amazon EC2向けのストレージサービス「Amazon EBS」を詳しく解説する。
Amazon EBSとは?
Amazon EBSは、AWSが提供する高可用かつ高性能なブロックストレージサービスです。第1回で解説したAmazon EC2のインスタンスにアタッチして使用することを目的としており、EBSボリュームはEC2インスタンスにマウントされ、物理的なHDDやSSDと同様に利用できます。言い換えれば、Amazon EBSのアーキテクチャは物理的なブロックストレージであるLUNの概念と同様です。EBSボリュームには複数のタイプがあり、性能、容量、耐久性、コストなどが異なります。ユーザーはEC2インスタンス上で構築するOSやアプリケーションの要件に合わせて適切なEBSボリュームを選択することで、コストを最適化できます。
本稿では、Amazon EBSの技術的な仕組みをオンプレミスのブロックストレージと比較することに焦点を当てているため、細かい仕様などはAWSのユーザーガイドを参照してください。
EBSボリュームの種類
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