全世界のWebサイトのIPv6対応率は約25%台に 日本は何%? Q-Successが調査:前年同月比3.5ポイント増
ソフトウェア品質管理コンサルティングやインターネットベースの各種サービスを手掛けているQ-Successは、数百万のWebサイトを対象にIPv6の使用状況を調査した結果を発表した。対象となったWebサイトの内、IPv6に対応しているWebサイトは25.3%だった。
Q-Successは2024年7月22日(米国時間)、同社のWeb技術調査サービス「W3Techs - World Wide Web Technology Surveys」で、人気WebサイトにおけるIPv6の対応状況に関する調査結果を発表した。
同調査は、数百万のWebサイトを対象としている。対象としているWebサイトは、Googleが提供するレポートデータ(Google Chrome User Experience Report〈CrUX〉)やTranco(tranco-list.eu)のデータに基づいている。
Q-Successによると、デフォルトのWebサーバページを表示するWebサイトなど有用なコンテンツが含まれていないWebサイトは調査対象から除外されているという。
174のサーバ所在国別に調査、日本は何%?
調査の結果、対象となったWebサイトの内、IPv6に対応しているWebサイトの割合は前年同月比3.5ポイント増の25.3%だった。
174のサーバ所在国別に見ると、IPv6に対応しているWebサイトの割合が最も多かったのはスロバキア(52.0%)で、デンマーク(44.1%)、スイス(42.5%)、ウクライナ(42.5%)、オランダ(40.3%)と続いた。
日本のWebサイトの内、IPv6に対応しているWebサイトの割合は2.4%で、104位だった。
IPv6に対応しているWebサイトの割合が最も多かった上位20カ国は以下の通り。
順位 | 国 | その国でホスティングされている WebサイトのIPv6対応率 |
---|---|---|
1 | Slovakia | 52.0% |
2 | Denmark | 44.1% |
3 | Switzerland | 42.5% |
4 | Ukraine | 42.5% |
5 | Netherlands | 40.3% |
6 | Belarus | 38.0% |
7 | Norway | 37.7% |
8 | Czech Republic | 37.2% |
9 | Barbados | 35.9% |
10 | Germany | 34.3% |
11 | Bhutan | 33.5% |
12 | Belgium | 32.8% |
13 | Sweden | 32.7% |
14 | Argentina | 31.6% |
15 | Indonesia | 29.4% |
16 | Lithuania | 27.4% |
17 | India | 24.5% |
18 | Greece | 23.5% |
19 | France | 23.2% |
20 | Brazil | 22.3% |
Q-Successは、ソフトウェア品質管理コンサルティングやインターネットベースの各種サービスを手掛けている。W3TechsのWebページではさまざまなWeb技術について、カテゴリー別に広く使われている上位2〜5個の技術を対象に使用率や市場シェアといった統計データを掲載している。
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