10年後のエンジニアに必要なスキル:仕事が「つまんない」ままでいいの?(118)(1/3 ページ)
皆さんは「10年先の未来」を想像したことがありますか? エンジニアにはどんな未来が待ち受けているのでしょうか。
先日、友人と10年前について話す機会がありました。
いまから10年前といえば、2014年。当時はやったモノを調べてみたら「アナと雪の女王」や「妖怪ウォッチ」。はやった曲はディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」や、西野カナの「Darling」。流行語大賞は日本エレキテル連合の「ダメよ〜ダメダメ」でした。
「アナ雪」はつい最近のような気がするし、「ダメよ〜ダメダメ」はもっと前のような気もしますが(笑)、同じ10年でも感じ方が異なるのが面白い。そう考えると、10年という時間軸は「長いようで短い」「短いようで長い」ものなのかもしれません。
10年前、皆さんは何をしていましたか?
環境変化で容易に変わる時間軸
長くもあり、短くもある時間軸ですが、環境変化によって「急激に変わることもある」のが時間軸の特徴です。
例えば働き方。コロナ禍によって、テレワークをはじめとした働き方が急激に変化しましたよね。「オフィスに行かなくても在宅勤務で仕事ができる」「打ち合わせに行かなくてもリモートでOK」といった働き方の変化に、恩恵を受けたエンジニアも多かったのではないでしょうか。
でも、よくよく考えてみると、もしコロナ禍がなかったら、現在のような形になるまでに「10年以上の月日が必要だったんじゃないか」と思っていて。
このように考えてみると、10年という時間軸は固定的なもののように見えて、実は「環境変化によって容易に変化するもの」なのでしょう。
「これからの10年」はどうなる?
ここからは未来について考えてみます。
環境変化によって容易に変化するのが時間軸なのだとしたら、「これからの10年」を考えたとき、いったいどうなるのか、正直なところ、よく分かりませんよね。ひょっとしたら、コロナ禍のようなことが再びあるかもしれませんし、ないかもしれません。南海トラフ地震のような大きな天変地異があるかもしれませんし、ないかもしれません。
見えない未来を憂いても仕方がない。それならば、いまできることを一生懸命やればいい。それも一つの考え方ですし、それでいいんだと思います。
でも、見えないなりに「未来は、こんなふうになるんじゃないか?」と想像しておくのは悪いことじゃない、特に「エンジニアの10年」を想像しておくことは、これから歩んでいく未来の道しるべになるんじゃないかと思います。
そこで、ここからは10年後に思いをはせて「エンジニアの未来」を想像してみます。
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