“ワンオペ情シス”でも安心して辞められる? 「最短3営業日で初動、18万円から」のIT運用代行:退職時の引き継ぎやITのブラックボックス化に備える
「自分が辞めた後は大丈夫だろうか」「あの人が辞めたら困る」。限られた人数で社内ITを支える企業のこうした悩みの解消を支援するサービスを、BTNコンサルティングが提供開始した。その中身とは。
IT担当者の業務を代行するサービス「情シス365」を提供するBTNコンサルティングは2026年5月7日、「IT担当の退職・引き継ぎサポート」の提供を開始した。これは、IT担当者の退職時の引き継ぎを支援し、IT運用の属人化を防ぐことを目的としたサービスだ。提供エリアは全国で、東京都内および近郊では訪問支援も実施する。
中小企業は、社内IT業務を少数のIT担当者に依存している傾向がある。そのためIT担当者の退職や休職によって、サーバやネットワーク、SaaS契約などがブラックボックス化するリスクを抱えている。
IT担当者の退職によって管理者パスワードなどの重要情報が不明になったり、退職者アカウントの無効化が滞ったりすれば、情報漏えいリスクも高まる。BTNコンサルティングによると、後任のIT担当者の採用には3〜6カ月かかることがあり、その間はIT運用に支障が生じる可能性がある。
急な退職でも安心? 「IT担当の退職・引き継ぎサポート」でできること
こうした課題の解消を目的とするのが、IT担当の退職・引き継ぎサポートだ。十分な引き継ぎ資料がない状態からでも、IT運用を止めないことを目指すという。具体的にどのような支援が得られるのか。
BTNコンサルティングは、緊急時には最短3営業日で作業を開始して、管理者アカウントの確保とセキュリティリスクの排除を優先する。その後は情シス365で培ったノウハウを生かし、サーバやライセンスなどを洗い出してユーザー企業の社内ITの詳細を可視化し、運用可能な状態に整備する。パスワードが不明な場合も、各種アカウントのリカバリー手順に沿って対処するという。
業務用クラウドサービス群「Microsoft 365」「Google Workspace」の管理業務については、それぞれ専門チームが担当し、テナント管理や退職者アカウントの処理などを実施する。アカウントの無効化やアクセス権限の見直しなどのセキュリティ対策を進めながら、安定した運用体制の構築も支援する。
専門知識を持つスタッフが、退職予定のIT担当者との引き継ぎ面談を代行し、必要な技術情報を収集する。運用体制の構築に当たっては、専任のIT担当者に加えて複数人で支援する体制を整えることで、特定の個人に依存しない運用を実現し、属人化の再発防止を図る。
引き継ぎ支援の完了後は、ユーザー企業は情シス365に移行して、引き続き運用支援や改善支援を受けることが可能だ。
3つの料金プランを用意、新規採用の代替も見据える
IT担当の退職・引き継ぎサポートは最低契約期間を設けており、期間は3カ月。料金プランとして「ライトプラン」「スタンダードプラン」「フルサポートプラン」の3種類を用意する。
ライトプランは月額18万円(税別、以下同じ)からで、サーバやネットワーク、SaaSなどのIT資産の棚卸しや利用者からの問い合わせ対応などを支援する。スタンダードプランは月額35万円からで、退職者のアカウント処理やIT資産管理などの支援を含む。フルサポートプランは月額60万円からで、IT企画やSaaS導入支援なども対象とする。
BTNコンサルティングはIT担当の退職・引き継ぎサポートについて、新規採用や派遣、SES(システムエンジニアリングサービス)に代わる選択肢になるように、コストや支援開始までの期間を意識したという。運用体制の構築や知見の蓄積につながる支援も重視し、他の選択肢との差異化を図る。
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