「忙し過ぎてIT課題を先送り」 情シスが本当はやりたい業務、1位は?:夏休み期間こそ好機、SmartHRが調査(2/2 ページ)
情報システム部門にとって夏季休暇のような通常業務が落ち着く時期はIT改善を進めるチャンスだが、いざプロジェクトを進めようとしても思うように進んでいない実態が調査で浮き彫りになった。
本当はやりたいが時間が取れない業務、第1位は?
日常業務や突発対応に追われ、本来取り組みたいにもかかわらず十分な時間を確保できていない業務(複数回答)について尋ねた設問では、「セキュリティ強化(ゼロトラスト対応など)」が56.6%で最多となった。
続いて「SaaS(Software as a Service)・IT資産の管理や棚卸し」が41.1%、「アカウントや権限管理の整備」が35.6%と、IT基盤の管理徹底やガバナンス強化についての項目が上位を占めた。
その他、「ITガバナンス・IT統制の強化」(32.0%)、「DX推進」(32.0%)、「AI・生成AIの業務活用」(24.7%)、「基幹システムやツールの刷新」(16.0%)などが選ばれている。
定型業務の自動化で注力したい領域は「セキュリティ対策」と「DX推進」
もしアカウント管理や問い合わせ対応などの定型的な運用業務を自動化や外部委託によって削減できた場合、最も注力したい単一の業務領域を選択してもらったところ、「セキュリティ対策の強化」が22.4%で1位となった。
2位には「DX推進・業務改善」(18.3%)、3位には「ID・権限管理の整備」(16.0%)が入った。情シス担当者が本来果たしたいと考えている役割は、単なる日常運用の維持ではなく、企業の成長やセキュリティ向上に直結する戦略的な取り組みであることが明確に表れている。
今回の調査から、情シスにはセキュリティ強化やDX、AI活用、IT基盤刷新など期待される役割が広がる一方、定型業務や突発対応に時間を取られ、本来取り組むべき業務の時間を十分に確保できていない実態が浮き彫りになった。
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