「富士通、10万人にCopilot定着」「APに異常はないがWi-Fiが遅い」、IT導入の先にある実践課題:今週の「@IT」よく読まれた記事“10選”
@ITで公開された記事の中から、特に注目を集めた10本をランキング形式で紹介します。何が読者の関心を引いたのでしょうか。
生成AIをはじめとした新技術・ツールの全社導入において「導入したものの使われない」という壁を乗り越え、10万人規模でのCopilot定着を達成した富士通の事例や、第一生命の独自AI活用など、運用ナレッジに関心が集まっています。一方で、無線LANアクセスポイント(AP)に異常がないにもかかわらず発生する“Wi-Fi低速化”の思わぬ要因や、カーペット下のLANケーブル断線といった物理インフラトラブルの解消事例など、実務に直結する泥臭い課題解決ノウハウにも強い注目が寄せられました。
本稿では2026年10月5〜11日に@ITで公開された記事の中から、特に注目を集めた10本を、記事へのアクセスや反響を基にランキング形式で紹介します。
1位:富士通では「Copilot」10万ライセンスの利用率が“9割超え” 「導入したけど使われない」をどう防いだ?
全社にAIを導入しても、実際に使われなければ効果は生まれない。「Microsoft 365 Copilot」を社内導入した富士通は、どのようにしてAI活用を全社に定着させ、日常業務の変革につなげたのか。
2位:APに異常はないのに「無線LANが遅い」――2万人会場に学ぶ“Wi-Fi低速化の思わぬ要因”
Ciscoは、Black Hat USA 2026のネットワーク運用センターで発生した2件の無線ネットワークの不調と、その原因を突き止めた手順を公開した。いずれもインフラ側の監視では「正常」に見えていたという。
3位:Googleの正規ドメインなのに偽Webサイト パスワード管理ツールまで反応したフィッシングの正体
「Googleのドメインだから大丈夫」「CAPTCHAがあるから本物」――そんな判断が通用しないフィッシング事例が報告された。偽WebサイトはGoogleの正規サービスに置かれ、パスワード管理ツールまで入力候補を提示したという。
4位:第一生命が独自AIを3万5000人規模で活用 「“使えない”と思われた社内システムは終わる」問題をどう回避した?
開発した社内システムを現場に定着させるには、何が必要なのか。第一生命は営業支援AI「デジタルバディ」を開発し、3万5000人規模での活用にまで広げた。定着につなげた開発プロセスの工夫とは。
5位:Excelをやめて「当日の未処理がゼロ」に 保守の“問い合わせ管理”をどう変えた?
問い合わせの管理にExcelやメールを使っている企業は少なくない。しかし件数や担当者が増えれば、対応状況を把握することは簡単ではなくなる。インフラ保守を手掛けるエイチ・シー・ネットワークスもこうした課題に直面していた。同社は従来の運用をどう変えたのか。
6位:Windows 11 26H2で何が変わる? サポート期限から既知の不具合、WMIC削除まで総まとめ
Microsoftは2026年9月29日(米国時間)、Windows 11の年次機能更新「Windows 11 2026 Update(バージョン26H2)」の一般提供を開始した。有効化パッケージによる小規模な更新で目立った新機能はない一方で、24H2のHome/Proは10月13日でサポートが終了する。26H2の中身と適用時の注意点、そしてWindows 12の行方を探る。
7位:TOHOシネマズが「カーペット下のLANケーブルが“踏まれて断線”→敷き直し」から脱却 70館以上でどう実現した?
TOHOシネマズは、全国72館の業務用ネットワークを有線LAN中心で運用しており、LANケーブルの断線や敷き直しが負担になっていた。ネットワーク担当者の人数が限られる中、こうした負荷をどう減らしたのか。
8位:「トークン単価は8割下がった。なのに請求額は増えた」――その“見えないAI浪費”の正体
AIのトークン単価が下がり続けてきたにもかかわらず、企業が支払うAIの請求額は増えている――。気付かないうちに膨らむ「トークン浪費」がなぜ起きるのかを考えます。
9位:政府が「攻撃元サーバ」に踏み込む 10月始動「能動的サイバー防御」で何が変わる?
サイバー攻撃を受けたら、自分たちのシステムを守る。そんな従来の防御に、政府が新たな一手を加える。2026年10月1日から始まった「サイバー対処能力強化法」の一部施行で、攻撃に使われるサーバなどへの対処が制度化された。また、基幹インフラ事業者にはインシデント報告義務も課される。変更の詳細をまとめた。
10位:AIでヘルプデスクの価値はむしろ上がる? 仕事が減った後に考えるべきこと
生成AIを導入すれば、ヘルプデスクの問い合わせは減る――。そう考えているなら、少し見方を変えた方がいいかもしれません。AIに回答させた件数だけを見ていると、本当に改善すべき問題を見落とすからです。これからのヘルプデスクに求められる役割とは何でしょうか。
AIツールの導入フェーズを終え、いかに全社規模で実効性を高めるか、またコストや組織の役割変化にどう対処するかという「運用のリアリティー」に踏み込んだ記事が大きな存在感を示しました。日々の業務を支える現場インフラと、昨今の相次ぐサイバー被害の中で一段と重要性を増すセキュリティの話題も引き続き企業にとっての主要な関心事となっています。技術革新のスピードに追随しながらも、堅牢(けんろう)な足回りを作り上げるエンジニアの皆さまの実務に、@ITで発信する記事が少しでも役立てば幸いです。
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