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@IT[FYI] {企画・制作:営業企画局}
{掲載内容有効期限:2002年11月}

 


会社のドミノサーバのディレクトリ、まるごとバックアップ
ISOMASTERさん

    目的はドミノサーバのバックアップ
     

 現在、IBM Xseries 200(PentiumIII 800MHz、メモリ 192Mbytes、HDD 45Gbytes)の環境のWindows 2000 Professional上でノーツ/ドミノサーバR5.08を運用しています。別サーバでクラスタリングを取っているのでメディアによるバックアップは、基本的に月1回行います。1ファイル300Mbytes強のバックアップをCD-RWに保管しますが、同様のファイルが4つあるため、4枚のメディアを利用することになります。現在使用しているCD-RWは、USB接続で最大4倍速の追記を行うことができます。

 現在の問題点をまとめてみると、

  • 1ファイルの容量が300Mbytes強あるため、CD-RWのメディアが4枚必要となる
  • メディアの交換が手間なため、最大4日必要となる(まとめて行う時間が取れないため)
  • メディアの物理フォーマットに20分かかる(書き込み時には必ず行うため)

 現行のCD-RWメディアへのバックアップは、巨大なデータを扱うには管理の手間と負荷が大きく、運用コストに関しても非常に高くつくものだと考えています。このような環境にMP5120Aを導入することで、どのように運用が変わったかを報告していきましょう。


    驚きの書き込み速度
     

 まず、MP5120Aに必要なライティングソフトのインストールですが、PCに慣れているということもあり、説明書を見なくても10分もかからずに終わりました。

 ノーツ/ドミノを管理しているシステム管理者の方であればご存知じかと思いますが、Lotusフォルダを丸ごとコピーすれば、OSから再インストールを行っても安全コピーを変更することなく、ノーツ/ドミノを導入することができます。

 このことから、今回はLotusディレクトリを一括でDVD+RWメディアに書き込む作業を行うように運用を変更しました。

 まず、Lotusディレクトリを確認してみると、約4Gbytesのファイルが存在しました。ファイル数は3115ファイルです。 これを製品付属のB's Recorder Goldを使用し、書き込みを行いました。

 書き込み時には事前にイメージを作成してから、メディアに書き込みを行うのですが、このファイルのスキャンに約6分かかりました。その後、書き込みが始まり、必要時間は23分、イメージ作成と合計して、29分で作業が終了しました。なお、書き込み中もノーツ/ドミノサーバは起動したままでした。

 さて、合計29分という時間ですが、これについては驚きです。これまで使用していた4倍速のCD-RWでは300Mbytesを書き込むのに8分弱かかるので、時間コストの節約という点では非常に優れた結果が出ました。

 さらに、DVD+RWで最も気になっていた点が、バックグラウンドフォーマットという機能です。現在の運用ではフォーマット後の追記を行うことが多いためかなり期待している機能でした。

 実行結果としては、物理フォーマットがこれで済んだのかというぐらいの速さでした。雑誌では、DVD-RWなどはフォーマットに1時間ほどかかるということでしたので、フォーマットの仕組みとしては非常に効率的なものだと感心しました。

 フォーマットと書き込みは、3回ずつ行いましたが、一度も転送エラーなどは起こりませんでした。ドライブとしては非常に優れたものだと感心しました。

 1つ問題点を挙げるとすれば、ドライブがATAPI接続のためPCに固定されてしまうという点があります。高価なドライブでもあるので1つのマシンに縛られない使い方ができれば理想的でしょう。例えば、ドライブケースによるIEEE1394での接続などです。実は、ドライブケースでの運用も試みたのですが、CD-RWについてはエラーは一切なく行えましたが、DVD+RWについては通信エラーが生じました。

 しかし、バックアップメディアとして機能面については、DVDの特徴である大容量、DVD+RWの特徴である書き込みの高速性が非常に今回の目的にマッチしたものであり、今後の運用をCD-RWからDVD+RWへ移行することにためらいはまったくありません。


    追記機能も満足
     

 会社の業務はソフトウェアの開発ですが、現在、開発中のパッケージの旧版がオフィスの机の引き出しに、保存用のメディアが100枚ぐらい存在しています。それらは開発用プログラム、納品用プログラム、カスタマイズプログラムなどに分類されますが、それを3枚のDVDにまとめるという用途に使ってみました。

 統合方法は、メディアから順に追記をしていく方法をとりました。

 使用感としては通常のCD-RWと特に変わらない操作で書き込みを行うことができ、DVDに書き込んでいることをまったく意識させませんでした。書き込み速度も2.4倍速ですのでCD-RWとは比較にならない書き込み速度が達成できました。25回の追記を行いましたが、その間エラーは一切なく、すべて正常に書き込まれています。

 これからの版管理の手法としてはCD-RWで最新版を管理し、次の版がでればそれを差し替える形で、CD-RWとDVD+RWを共存させるやり方がうまく使えるのではないかと思います。この意味からもMP5120Aは非常にPC環境のデータストレージとしては向いていると思います。この使い方ではコンボドライブとしての利用価値が非常に高いといえそうです。

 私のレポートは、Video-DVDなどのコンシューマ向けの情報ではなく、会社の各部署におけるDVD+RW利用の可能性を調査したような形になりました。個人的には、データを収める入れ物として非常に優れたものだと考えます。スピード、サイズの面でこれまででは考えられないパフォーマンスを発揮しました。さらに使い勝手の面ではCD-RWと同じ感覚で使えることに非常に感心します。DVD特有のわずらわしいルール(ユーザーが知る必要もないダミーデータなど)を一切考えずに利用できるということは、DVD規格の乱立で憤りを覚えている私にとってはありがたい製品が登場したと感じています。

 

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