まず、MP5120Aに必要なライティングソフトのインストールですが、PCに慣れているということもあり、説明書を見なくても10分もかからずに終わりました。
ノーツ/ドミノを管理しているシステム管理者の方であればご存知じかと思いますが、Lotusフォルダを丸ごとコピーすれば、OSから再インストールを行っても安全コピーを変更することなく、ノーツ/ドミノを導入することができます。
このことから、今回はLotusディレクトリを一括でDVD+RWメディアに書き込む作業を行うように運用を変更しました。
まず、Lotusディレクトリを確認してみると、約4Gbytesのファイルが存在しました。ファイル数は3115ファイルです。
これを製品付属のB's Recorder Goldを使用し、書き込みを行いました。
書き込み時には事前にイメージを作成してから、メディアに書き込みを行うのですが、このファイルのスキャンに約6分かかりました。その後、書き込みが始まり、必要時間は23分、イメージ作成と合計して、29分で作業が終了しました。なお、書き込み中もノーツ/ドミノサーバは起動したままでした。
さて、合計29分という時間ですが、これについては驚きです。これまで使用していた4倍速のCD-RWでは300Mbytesを書き込むのに8分弱かかるので、時間コストの節約という点では非常に優れた結果が出ました。
さらに、DVD+RWで最も気になっていた点が、バックグラウンドフォーマットという機能です。現在の運用ではフォーマット後の追記を行うことが多いためかなり期待している機能でした。
実行結果としては、物理フォーマットがこれで済んだのかというぐらいの速さでした。雑誌では、DVD-RWなどはフォーマットに1時間ほどかかるということでしたので、フォーマットの仕組みとしては非常に効率的なものだと感心しました。
フォーマットと書き込みは、3回ずつ行いましたが、一度も転送エラーなどは起こりませんでした。ドライブとしては非常に優れたものだと感心しました。
1つ問題点を挙げるとすれば、ドライブがATAPI接続のためPCに固定されてしまうという点があります。高価なドライブでもあるので1つのマシンに縛られない使い方ができれば理想的でしょう。例えば、ドライブケースによるIEEE1394での接続などです。実は、ドライブケースでの運用も試みたのですが、CD-RWについてはエラーは一切なく行えましたが、DVD+RWについては通信エラーが生じました。
しかし、バックアップメディアとして機能面については、DVDの特徴である大容量、DVD+RWの特徴である書き込みの高速性が非常に今回の目的にマッチしたものであり、今後の運用をCD-RWからDVD+RWへ移行することにためらいはまったくありません。
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