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 @IT > モニターレポート:リコーDVD+RWドライブ「MP5120A」 > モニターレポート5
 
@IT[FYI] {企画・制作:営業企画局}
{掲載内容有効期限:2002年11月}

 


使い心地とコスト・パフォーマンスに優れているのを実感
Wizardさん

 先日、DVD+RW規格最初の製品として登場したのが、リコー製ドライブ「MP5120A」である。今回は、実際に使ってのモニターレポートという形で製品の使用感などを報告したいと思う。モニター時の環境は、CPU AMD Athlon 1.0GHz、メモリ512Mbytes、HDD総容量は100Gbytes、OSはWindows 98 SEである。


    セットアップは問題なし
     

 パッケージの内容物は、ドライブ本体のほかに大判の1枚物のマニュアル、DVD+RWメディアとHi-Speed CD-RWメディアが1枚ずつ、アプリケーションインストールCDが2枚同梱されている。セットアップは簡単で、製品添付のマニュアルどおりにやれば大抵はうまくいく。マニュアルはかなり分かりやすくできていて好感が持てた。

 製品には8種類の各種アプリケーションが含まれているが、その中で実際にデータを書き込む手段として、

  1. B's CLiPを使用して、CD-RWのように使用する
  2. B's Recorder Goldを使用して、DVD-ROM形式でシーケンシャルに書き込む
  3. MyDVDを使用して、DVD-Video形式で書き込む

の3つが主に挙げられるため、この3つのアプリケーションを使った書き込みについて紹介してみよう。


    3つの記録手段を検証
     

1.B's CLiPを使用して、CD-RWのように使用する
 この場合は、B's CLiPを常駐させ、DVD+RWディスクを挿入するだけで、自動的にディスクを認識し、初期フォーマットを開始した後、通常のリムーバブルドライブとして読み書きできるようになる。一番手軽な方法であり、当ドライブ特有の技術である「ロスレスリンキング処理」により、フォーマット途中でのDVD-ROM互換のファイナライズも可能だ。

2. B's Recorder Goldを使用して、DVD-ROM形式でシーケンシャルに書き込む
 こちらは、1の場合とは違って、通常CD-Rに書き込むように記録する方法である。DVD-Rと同じく、最終的にはDVD-ROMとしてディスクができあがる。主にDVD-ROMを読み込むことのできるドライブを使用する人とデータを受け渡す際に利用する形式だろう。

 しかし、筆者の所持する東芝製SD-W2002のDVD-RAMドライブ(環境は、CPU Intel Celeron 533AMHz、メモリ128Mbytes、HDD全容量12Gbytes、OSはWindows 2000 SP2)では認識できなかった。動作確認ドライブ一覧はリコーのページにあるので、参考にするといいだろう。

3. MyDVDを使用して、DVD-Video形式で書き込む
 これは、キャプチャしたMPEG2動画などをDVD-Video形式でDVD+RWメディアに記録し、DVD-Videoディスク互換のメディアを作成する方法である。実際、あるTV番組(30分)をMPEG2キャプチャ機器でキャプチャし、それをMyDVDでDVD-Videoにしてみた。

 操作はかなり簡単で、すぐにDVD-Videoディスクを作成できたが、あくまでも初心者向けに作られているため、画像編集などの自由度はそれほどないようだ。最近ではDVDオーサリング系ツールも店頭などでよく見かけるので、それらを購入するのもいいかもしれない。


    使い心地とコスト・パフォーマンスに優れる
     

 さて、肝心の使い心地だが、DVD-RAMと比較ということになると、かなりいいほうだと思う。

 まず、フォーマット。「バックグラウンドフォーマット」という技術により、フォーマットは書き込み開始部分のみで済み、そのフォーマットにかかる時間も1分程度である。残り部分のフォーマットは、ドライブが使われていない状態のときに随時自動的に行われる。フォーマット中に書き込み・読み込みが開始されても、すぐにコントロールをユーザーに渡せるようになっている。無論、フォーマットの制御はドライブ側で行っているため、システムに負荷をかけることはない。いままでの、DVD-RAMの物理フォーマットには1時間半かかる上に、OS側でほかの作業ができなくなる(筆者環境では何かするとフリーズする場合が多い)ことを考えると、DVD+RWの有用性は高い。

 またMP5120Aは、リコーのお家芸ともいえるCD-R/RWとのコンボドライブである。バッファアンダーランエラー防止技術「JustLink」搭載のため、現在の標準的なメディアであるCD-R/RWのドライブとしての性能も兼ね備えている。そのため、既存のCD-R/RWとのリプレースの対象としても考慮に入れられるだろう。実際、筆者が長く使ってきたSCSIの内蔵CD-Rドライブ(書き込み8倍速、読み込み24倍速)もこれに置き換えさせてもらった。

 また、コスト面でも優れているといえよう。DVD+RWドライブはまだ発売して間もないため、ドライブ単価はまだ高いが、DVD-R/RWドライブよりはかなり安いし、DVD-R/RAMドライブと比べてもやや高い程度だ。前述のように、CD-R/RWとのコンボドライブなので、コストパフォーマンスはかなり高い。メディア単価はDVD-Rと同様の価格で、1枚1100円程度であるが、DVD+RW がリライタブルなのに対してDVD-Rがライトワンスであることを考慮すると、非常に割安である。また、CD-R/RWがかつてそうであったように、普及が進めば、ドライブ単価もメディア単価も下がるため、さらに一層普及が進むというサイクルが望めるだろう。

 

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