いままでバックアップを1週間に1度取っていたが、評価期間の2週間は、機能を十分に試すことができるように毎日行うことにした。
まずは、DVD+RWドライブ「RICOH MP5120A」とCD-R/RWドライブ「PLEXTOR PX-W1210TA」との書き込み速度の違いを見るため、CD-RWメディアにバックアップしてみることにした。総データ量624Mbytes(ファイル数1980、フォルダ数466)のデータを利用した。
「PLEXTOR PX-W1210TA」で「B's Recorder GOLD」Ver1.82を使用し、オンザフライ方式(書き込み前にイメージファイルを作成)をオフにした状態でバックアップをした。
イメージファイル作成、書き込み、終了までの工程で要した時間は9分20秒。ドライブ換装後「RICOH MP5120A」で「B's
Recorder GOLD」Ver3.02を使用して同様の作業をしてみたところ、9分ジャストであった。この後1週間にわたってバックアップに要する時間を計測して続けたが、大体9分から9分30秒ぐらいであった。
次にDVD+RWをメディアとして使用した場合も同じサイズのデータを使って所要時間の計測を行ってみた。使用ソフトは同じくB's
Recorder GOLDでオンザフライ書き込みはオフにした。結果としては、10分10秒から10分40秒だった。
書き込み前のイメージ作成にやや時間を取られているようなので、次にオンザフライ書き込みをオンにしてもう一度同じ作業をしたところ、6分56秒だった。「オンザフ
ライ方式」はかなりの時間短縮となった。
試しに大きいサイズのデータとして、3.79Gbytes(ファイル数659799、フォルダ数7815)のバックアップに要する時間を計測すると20分19秒であった。
次にデータ消去の機能を使ってみた。「B's Recorder GOLD」のメディアのデータ消去機能としは、「高速消去」と「全体消去」が用意されている。「高速消去」ではCD-RWとDVD+RWともに30秒ほどで違いは見られなかったが、「全体消去」ではCD-RWが8分45秒に対し、DVD+RWが40秒ほどであった。
こうした点も含めて考えると、バックアップに関しては、大容量を誇るDVD+RWはこれから強い味方となってくれることを実感できた。全体的な性能としては「RICOH
MP5120A」のほうが、「PLEXTOR PX-W1210TA」の機能をすべて揃えたうえに、DVD+RWの書き込み、DVD-ROMの読み込みができるので、決定的に上であると感じた。
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