Database WatchDatabase Watch 2009年8月版

DB運用管理、あなたの会社はどのタイプ?

加山恵美
2009/08/17

あなたはどれにあてはまりますか?

 データベース運用管理は4分類することができるそうです。Oracle Open World 2009の「データベース運用管理徹底比較」で、オラクルの澤井美弥氏が興味深い分析をされていました。データベースの運用管理は、管理項目の多寡、および運用担当が専任か(開発と)兼任しているかの2つの軸で4分類できるそうです。

●データベース運用管理のタイプと割合(オラクル澤井氏発表資料より引用/再作成)

 データベースの管理項目が少なく、運用担当が専任だと「監視が主体の運用」になり、開発部隊との調整時間が増大しがちになります。

 データベースの管理項目が多くて、運用担当が専任だと「手厚い運用」となりますが、データベース管理作業が属人化、つまり担当者がいれば微妙な稼働状況もすぐ分かりますが、いない場合は障害が発生するとなかなか手が打てないという状況に陥りがちです。

 運用担当が開発と兼任で、データベースの管理項目が少ない場合だと、「問題対応中心の運用」になります。問題が起きてから運用の情報収集を始めますが、兼任なので人員の確保が困難になります。

 最後に運用担当が兼任で、データベースの管理項目が多い場合、システムの専任チームが「開発から運用までを面倒見る体制」になります。ここだとシステム管理作業が属人化、つまり担当者がシステムの仕組みから稼働状況まですべて把握していますが、その人が異動になると引き継ぎが大変になるというリスクを抱えています。

 それぞれ一長一短ですが、タイプ別に管理業務を改善するポイントがあるそうです。担当が兼任の場合、まずすべきは現状の管理項目の洗い出しです。加えてデータベースの管理項目が少ないなら管理項目の過不足を見直し、多いところは管理作業をプロセス化すべきです。こうした対策をとることで普段の労力を削減し、いざ障害が起きてもすぐに対応できるような体制へと導けるそうです。

8月の最終週はどちらへ?

 最後にイベントのお知らせです。8月25日は「Oracle Database Summit 2009」、8月26日から3日間は「Microsoft Tech・Ed Japan 2009」が開催されます。

●Oracle Database Summit 2009

●Microsoft Tech・Ed Japan 2009

 ではまた来月、お会いしましょう。 過去記事もどうぞ!

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DB運用管理、あなたの会社はどのタイプ?

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