特集

NetDictionaryで始める
Webサービス・プログラミング
第2回 Visual Studio .NETで作るWebサービス・クライアント

― Webサービスを利用するプログラム開発をステップ図解する ―


デジタルアドバンテージ
2001/09/29


 前回は、コンピュータ用語事典であるInsider’s Computer Dictionary(以下ICD)やNetDictionaryプロジェクトとは何かについて説明した。第2回目の今回は、現在公開中のICD Webサービスを利用したアプリケーションをVisual Studio .NET(以下VS .NET)で作るための方法をご紹介しよう。最初なので、最も単純なサンプル・プログラムを例にとり、開発の各ステップを画面などを交えながら丁寧に解説していく。掲載した画面を見れば、VS .NETを使ったプログラム開発に詳しくないプログラマでも、Webサービス・クライアント開発の実際を肌で感じることができるだろう。VS .NET日本語ベータ2の配布が雑誌の付録などでも大々的に開始されたため、これを入手された読者も少なくないはずだ。この記事を機会に、ぜひともWebサービスを使うプログラム開発にチャレンジしていただきたい。

 今回作成するのは、次のような画面を持つWindowsアプリケーションだ。調べたい単語を入力してボタンをクリックすれば、その意味が表示される。用語辞典であるICD Webサービスを利用したクライアントの、最も素直な実装といえるだろう。

今回作成するアプリケーションの実行画面
最も単純なコンピュータ用語検索プログラム。上のテキスト・ボックスに調べたい単語を入力して[button1]ボタンをクリックすれば、その意味が表示される。
  調べたい単語を入力する。
  ボタンをクリックして検索を開始する。
  単語が登録されていれば、ここにその意味が表示される。


 

 INDEX
  [特集]NetDictionaryで始めるWebサービス・プログラミング
第2回 Visual Studio .NETで作るWebサービス・クライアント
    1.ICD Webサービスを試す
    2.見出し語を検索する
    3.単語の意味を取得する
    4.Visual Studio .NETを起動する
    5.GUIを作成する
    6.Web参照を追加する
    7.追加されたWeb参照とプロキス・クラス
    8.ネームスペースの指定を追加する
    9.イベント・ハンドラを記述する
    10.アプリケーションを実行する
 
 特集 : NetDictionaryプロジェクト


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