特集
NetDictionaryで始める
Webサービス・プログラミング

1.ICD Webサービスを試す


デジタルアドバンテージ
2001/09/29


 ICD Webサービスには現在のところ、次の4つのWebサービス・メソッド(Webサービスを構成しているメソッドは「Webサービス・メソッド」と呼ばれる)を公開している。

  • SearchWord
  • GetItemById
  • FullTextSearch
  • EnumWords

 これら各メソッドの詳細については、NetDictionaryのページで解説している。今回は辞書検索に最低限必要な最初の2つのメソッドを使用する。使い方はいたって簡単で、大雑把に言えば、まずSearchWordメソッドで単語を検索してその単語のIDを取得し、そのIDからGetItemByIdメソッドにより単語の意味本体を取得する。

 Windowsアプリケーションを作成する前に、まずはこれらのWebサービス・メソッドを試してみよう。.NET Framework上で構築されたWebサービスであれば、クライアント・アプリケーションを作成しなくとも実際にそれを呼び出して試してみることができる。

 Webサービスを試すには、Webサービスの参照用ページ(asmxファイル)を直接アクセスする。ICD WebサービスではこのURLはhttp://www.iwebmethod.net/icd1.0/icd.asmxとなっている。asmxファイルは実際にWebサービスを記述しているファイルだ。ASP .NETの機能により、ブラウザからこのファイルにアクセスすると、自動的に次のような参照用ページが生成される。この参照用ページはWebサービスの「HTMLスキン」とも呼ばれることもあるようだ。

ICD Webサービスの参照用ページ
このページは、Webサービスを記述したasmxファイルから、ASP .NETが自動生成したもの。ここでは、公開されているWebサービス・メソッドをブラウザからテストすることができる。
  ここをクリックすると、このWebサービスのWSDLが表示される。
  公開されているWebサービス・メソッドの一覧。各メソッド名をクリックすると、それぞれのメソッド起動画面が表示される。

 このページから、Webサービスを記述しているicd.asmxは、4つのWebサービス・メソッドを公開していることが分かる。そして各メソッド名をクリックすることにより、そのメソッドの呼び出しに必要なパラメータを知ることができ、実際にそのメソッドを実行することにより、戻り値としてどのようなデータが返されるのかをチェックできる。


 INDEX
  [特集]NetDictionaryで始めるWebサービス・プログラミング
  第2回 Visual Studio .NETで作るWebサービス・クライアント
  1.ICD Webサービスを試す
    2.見出し語を検索する
    3.単語の意味を取得する
    4.Visual Studio .NETを起動する
    5.GUIを作成する
    6.Web参照を追加する
    7.追加されたWeb参照とプロキス・クラス
    8.ネームスペースの指定を追加する
    9.イベント・ハンドラを記述する
    10.アプリケーションを実行する
 
 特集 : NetDictionaryプロジェクト


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