特集
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Webサービス・プログラミング
5.GUIを作成する
デジタルアドバンテージ
2001/09/29
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新しいプロジェクトを作成したら、まずはGUIから作ることにしよう。今回のプログラムでは、2つのテキスト・ボックスと1つのボタンを使用する。次の画面はこれら3つのコントロールをフォーム上に配置し終えた後の画面だ。コントロールを識別するために使用される名前はデフォルトのままの「textBox1」、「textBox2」、「button1」を使用する。
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コントロールの配置を完了したところ |
2つのテキスト・ボックスと1つのボタンを使用する。各コントロール上に表示されている文字列は、コントロールの名前である。
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C#であっても、GUIの作成は現行のVisual Basicのようにフォーム上にマウスでコントロールを配置し、プロパティを設定していくだけだ。配置可能なコントロールは画面左隅のツールボックス・タブに一覧されている。ここからマウスでコントロールを選択してから、フォーム上へドラッグするか、フォーム上でクリックしてコントロールを置いていく。フォーム上に置いたコントロールは適当な位置に配置し、大きさを調節する。
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コントロールの配置 |
ツールボックスから2つのTextBox(テキスト・ボックス)と1つのButton(ボタン)を配置し、位置と大きさを調節する。 |
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デフォルトの設定では、ツールボックスはウィンドウ左端にタブで表示されており、マウス・カーソルをかざすとスライド表示されるようになっている。 |
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マウス・カーソルには、ツールボックスで選択しているコントロールのアイコンがつく。 |
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検索語入力用のテキスト・ボックス(textBox1)とボタン(button1)はただ配置するだけでよいが、2つ目の、意味を表示するための大きい方のテキスト・ボックス(textBox2)は、プロパティを最低限2カ所だけ変更する必要がある。
部品のプロパティの変更は、配置した部品を選択してから、ウィンドウ右下のプロパティ・ペインで行う。
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テキスト・ボックスのプロパティ変更 |
意味を表示するための大きい方のテキスト・ボックス(textBox2)だけはプロパティを2カ所変更する必要がある。 |
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Multilineプロパティをtrueに設定する。 |
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ScrollBarsプロパティをVerticalに設定する。 |
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textBox2で変更すべきプロパティの1つはMultilineプロパティで、これをTrueに設定することで、複数行のテキストが表示可能になる。デフォルトでは、このプロパティはFalseになっているため、1行にしかテキストを表示できず、縦方向のサイズを変更することもできない。
もう1つの変更すべきプロパティはScrollBarsプロパティだ。これはデフォルトではNone、つまりスクロール・バーなしになっているが、これをVerticalに変更する。これにより、縦方向のスクロール・バーが表示され、テキスト・ボックス内のテキストが表示領域より長い場合にスクロールさせることができるようになる。
以上でGUIの作成は完了だ。通常のWindowsアプリケーションであれば、続いてプログラム・コードを記述していくのだが、Webサービスを呼び出す場合には、その前に「Web参照の追加」を行う必要がある。
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