NetDictionaryで始める Webサービス・プログラミング 5.関連記事や会議室を提供する@IT
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今お読みの記事を始め、NetDictionaryプロジェクトの立ち上げや、辞書Webサービスの開発、応用アプリケーションの開発などに関する話題は、@IT/Insider.NETフォーラムにて記事として公開していく( )。
NetDictionaryプロジェクトの大きな目的の1つは、多くのプログラマ方々にWebサービスを理解していただき、実際にプログラミングを始めていただき、その可能性を模索していただくことだ。しかしプロジェクトを運営している私たちにしたところで、Webサービスを実用化するうえでの可能性や問題点など、正に暗中模索の状態で、逆に言えば、それを知るためにやっているとも言える。従って上段に構えて「教えてあげる」のではなく、同じ目線で「ともに考える」仲間を増やしたいと切に願っている。こういうとき役立つのは、オンラインコミュニティである。
そこで今回のプロジェクトでは、@IT/Insider.NETフォーラム内の会議室をNetDictionaryに関する意見交換の場として使うことにした()。すでにいくつかの書き込みがあるが、Webサービスに関する疑問から、NetDictionaryの応用アイデアまで、この会議室で何でも気軽に意見を述べてほしい。ただし発言には、@ITへの簡単なユーザー登録が必要となる(発言を読むだけならば登録は不要)。
@IT/Insider.NETフォーラム会議室 |
NetDictionaryプロジェクトに関する疑問やアイデアなど、ご意見はこちらの会議室へ。 http://www.atmarkit.co.jp/bbs/phpBB/viewforum.php?forum=7 |
三省堂の辞書を始め、さまざまな辞書のWebサービス実験を行うイーストのサイト
前述したとおり、辞書の電子化では高い実績を持つイースト(http://www.est.co.jp/)は、それらのWebサービス化にも積極的に取り組んでおり、今回のNetDictionaryプロジェクトにご協力いただけることになった。具体的には、三省堂から許可をいただき、三省堂がWeb上で公開しているデイリーコンサイス英和・和英・国語の各辞書データをWebサービスでアクセス可能なインターフェイスをイーストのサイトに用意した( )。前出のとおり、これは実験目的でのアクセスのみに限定したもので、公開は2001年12月までとなっている。
なお、このイーストのサイトには、Webサービス・インターフェイスだけでなく、このインターフェイスを使ったサンプルWebアプリケーションが公開されている。
イーストがWebサービスのサンプルとして公開しているWebアプリケーション |
イーストが公開しているWebサービスを利用して構築されたWebアプリケーション。検索用のテキスト・ボックスに文字を入力し指定て検索を実行すると、左側のペインに候補が一覧表示される。一覧の各項目はリンク文字列になっており、それをクリックすることで、右のペインに意味を表示させることが可能。 |
サイト構築当初は、(株)三省堂の「デイリーコンサイス英和・和英・国語辞典」のWebサービス版だけが公開さるが、将来的にイーストは、他の辞書についてもWebサービス化を進め、版元の理解が得られたものについては公開する予定である()。
現状のNetDictionaryプロジェクトでは、イーストの実験サイトへのリンクが用意されているだけだが、将来的には、ICD Webサービスとイーストが提供する各種Webサービスを連動させる実験も行う予定である。
INDEX | ||
[特集]NetDictionaryで始めるWebサービス・プログラミング | ||
第1回 NetDictionaryプロジェクトとは何か? | ||
1.コンピュータ用語事典、ICDとは? | ||
2.ICDの開発環境 | ||
3.NetDictionaryとは? | ||
4.さまざまなWebサービス実験を行う実験場「WebService.jp」 | ||
5.関連記事や会議室を提供する@IT | ||
6.公開中のサンプル・アプリケーション | ||
コラム:Visual Studio .NET日本語版ベータ2の入手方法 | ||
特集 : NetDictionaryプロジェクト |
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