XMLとの連携・活用 |
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XMLは何もJavaとの連携だけを意図して作られた規格ではありません。ですが、業務システムをWebアプリケーションとして構築する事例が多くなり、そのデータ交換のフォーマットとしてXMLを採用する事例も多くなっていることから、必然的にJavaとXMLの距離は近くなっています。ここでは、業務システム、とりわけ、Webアプリケーションの世界で、XMLがどのように使われているのかを考えていきたいと思います。
WebアプリケーションにおいてXMLに求められる役割は、データの中間フォーマットとしてのものが圧倒的に多いといえます。例えば、以下のような例が考えられるでしょう。
●Webでのプレゼンテーションと、データベースへの格納の中間フォーマット
XMLでデータを保持しておくと、XSLによってHTMLへの変換ができ、データベースへのマッピングを作り込むことで、1つのデータソースでプレゼンテーションとデータベースの両方に利用することができます。
●電子商取引におけるデータの中間フォーマット
いわゆる、BtoBといわれる企業間取引のためのデータ交換規格として、RosettaNetやebXMLがありますが、これらのデータ形式はXMLを採用しています。
●キャリアごとの携帯端末向けコンテンツの中間フォーマット
携帯端末向けにコンテンツを提供する場合、キャリアごとにいちいちコンテンツを作り直すのではなく、XMLによってデータを表現しておき、XSLなどを用いてキャリアごとの形式に変換します。
●オブジェクト間通信のプロトコル(SOAP)
「Webサービス」によるオブジェクト間通信のプロトコルとして提唱されているSOAPというプロトコルは、データフォーマットとしてXMLが用いられています。
どの例を見ても分かるとおり、Webアプリケーションにおいても、XMLがユーザーの目に直接触れることはなく、あくまでデータの中間フォーマットとして用いられていることが分かります。
「Java Solution FAQ」 |
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