「GitHub Copilot for Eclipse」(パブリックプレビュー)リリース、GitHub CopilotでEclipseの開発体験はどう変わる?制限ありの無料プランで使える

Microsoftは、統合開発環境「Eclipse」でAIコーディングアシスタント「GitHub Copilot」を利用できるようにするプラグインのパブリックプレビュー版を提供開始した。

» 2025年02月18日 08時00分 公開
[@IT]

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 Microsoftは2025年2月12日(米国時間)、統合開発環境(IDE)「Eclipse」でAI(人工知能)コーディングアシスタント「GitHub Copilot」を利用できるようにするプラグインのパブリックプレビュー版を提供開始したと発表した。

 GitHub Copilotは、インテリジェントなコード補完、インラインでの提案、文脈を考慮した推奨により、ソフトウェア開発を効率化する。既に「Visual Studio Code」「Visual Studio」「Xcode」「JetBrains IDE」「Neovim」「Azure Data Studio」といったIDE、エディタ、データ管理ツールで利用可能になっている。

 EclipseにGitHub Copilotプラグインをインストールすると、EclipseのステータスバーにGitHub Copilotアイコンが表示される。

ステータスバーのGitHub Copilotアイコン(提供:Microsoft)

 Eclipse開発者はGitHub Copilotにより、以下のような機能を利用できる。

リアルタイムでコードを補完

 GitHub Copilotは、コード入力中にリアルタイムで文脈を認識したコードを提案する。メソッドの実装、クラスの定義、複雑なロジックの記述など、どんな作業でも、GitHub Copilotは次に必要となるコードをインテリジェントに予測するため、作業を中断することなく、より素早くコーディングできる。

コード補完(提供:Microsoft)

コード補完提案の受け入れ、破棄、トリガー

 開発者は、GitHub Copilotのコード補完機能を以下のキー操作で簡単に利用できる。

  • [Tab]キー:提案を受け入れる
  • [Esc]キー:不要な提案を破棄する
  • コード提案を手動でトリガーする
    PC:[Ctrl]+[Alt]+[ / ]キー
    Mac:[Option]+[Command]+[ / ]キー
提案の破棄、トリガー、受け入れ(提供:Microsoft)

 メニューアイコンから[Edit Keyboard Shortcuts](キーボードショートカットを編集)を選び、キーバインドをカスタマイズすることもできる。

次の単語の受け入れ(単語単位の補完)

 提案を正確に制御するために、GitHub Copilotでは開発者がコードを単語単位で受け入れることができる。[Ctrl]+[右矢印]キー(PC)または[Command]+[右矢印]キー(Mac)を押して、提案されている次の単語を受け入れることで、コードを完全に制御しながら、生成されたスニペットを簡単に修正できる。

単語単位での提案の受け入れ(提供:Microsoft)

設定と構成

 前述のキーバインド以外にも、好みに応じて設定を構成できる。

 コード補完を有効または無効にするには、メニューアイコンから[Enable Completions](補完を有効化)または[Disable Completions](補完を無効化)を選ぶ。

 高度な設定を適用するには、メニューアイコンから「Edit Preferences」(設定を編集)を選ぶ。自動補完の動作を設定したり、プロキシを構成したり、GitHub Enterprise認証エンドポイントを割り当てたりできる。

GitHub Copilotの設定画面(提供:Microsoft)

 なお、GitHub Copilotは無料プランが提供されており、コード補完を1カ月当たり2000回まで、Copilot Chatのチャットメッセージ(Eclipseでは間もなく利用可能になる)を1カ月当たり50回まで利用できる。

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