Microsoftは、統合開発環境「Eclipse」でAIコーディングアシスタント「GitHub Copilot」を利用できるようにするプラグインのパブリックプレビュー版を提供開始した。
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Microsoftは2025年2月12日(米国時間)、統合開発環境(IDE)「Eclipse」でAI(人工知能)コーディングアシスタント「GitHub Copilot」を利用できるようにするプラグインのパブリックプレビュー版を提供開始したと発表した。
GitHub Copilotは、インテリジェントなコード補完、インラインでの提案、文脈を考慮した推奨により、ソフトウェア開発を効率化する。既に「Visual Studio Code」「Visual Studio」「Xcode」「JetBrains IDE」「Neovim」「Azure Data Studio」といったIDE、エディタ、データ管理ツールで利用可能になっている。
EclipseにGitHub Copilotプラグインをインストールすると、EclipseのステータスバーにGitHub Copilotアイコンが表示される。
Eclipse開発者はGitHub Copilotにより、以下のような機能を利用できる。
GitHub Copilotは、コード入力中にリアルタイムで文脈を認識したコードを提案する。メソッドの実装、クラスの定義、複雑なロジックの記述など、どんな作業でも、GitHub Copilotは次に必要となるコードをインテリジェントに予測するため、作業を中断することなく、より素早くコーディングできる。
開発者は、GitHub Copilotのコード補完機能を以下のキー操作で簡単に利用できる。
メニューアイコンから[Edit Keyboard Shortcuts](キーボードショートカットを編集)を選び、キーバインドをカスタマイズすることもできる。
提案を正確に制御するために、GitHub Copilotでは開発者がコードを単語単位で受け入れることができる。[Ctrl]+[右矢印]キー(PC)または[Command]+[右矢印]キー(Mac)を押して、提案されている次の単語を受け入れることで、コードを完全に制御しながら、生成されたスニペットを簡単に修正できる。
前述のキーバインド以外にも、好みに応じて設定を構成できる。
コード補完を有効または無効にするには、メニューアイコンから[Enable Completions](補完を有効化)または[Disable Completions](補完を無効化)を選ぶ。
高度な設定を適用するには、メニューアイコンから「Edit Preferences」(設定を編集)を選ぶ。自動補完の動作を設定したり、プロキシを構成したり、GitHub Enterprise認証エンドポイントを割り当てたりできる。
なお、GitHub Copilotは無料プランが提供されており、コード補完を1カ月当たり2000回まで、Copilot Chatのチャットメッセージ(Eclipseでは間もなく利用可能になる)を1カ月当たり50回まで利用できる。
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