最終回 タグ情報をトレースするEPCISを稼働させよう


須永 啓太
イー・キャッシュ株式会社
プロフェッショナルサービス事業部
執行役員

宮田 高司
イー・キャッシュ株式会社
プロフェッショナルサービス事業部
2007年10月23日


 BizTalk Server 2006へのセットアップ

 EPCISHelperを使って作成したプロジェクトをBizTalk Server 2006へセットアップします。コマンドプロンプトを開いて「C:\EPCIS_BizTalk」に移動しましょう。

 ここでsetup.batを実行すると、設定したプロジェクトがローカルのBizTalk Serverへ反映され、ポートの作成やオーケストレーションなど必要な作業が行われます。

図12 BizTalk Server 2006へセットアップ

 BizTalk Server 2006の管理コンソールからオーケストレーションされたアプリケーションの状態を確認してみましょう。「Applications」に「EPCIScapture_MyProject」と「EPCISrouting_MyProject」が作成されています。この2つの「Orchestration」のStatusが開始(Started)になっていれば、BusinessRoutingのBizTalk Serverへの操作は完了です。

  SQL Serverの設定

 SQL Server Management Studioから以下の設定を変更します。「NT AUTHORITY\NETWORK SERVICE」(OSによっては「マシン名¥ASP NET」)をダブルクリックし[ログインのプロパティー]ウィンドウを開きます。[ページ選択]から[ユーザーマッピング]を選択してください。

 「このログインにマップされたユーザー」の「EPC」と「MyProject」にチェックを入れます(この「MyProject」は、EPCISHelperで作成したプロジェクトです)。さらに、「EPCのデータベースロールメンバーシップ」および「MyProjectのデータベースロールメンバーシップ」の「db_datareader」にチェックを入れます。

図13 SQL Serverの設定

 

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Index
タグ情報をトレースするEPCISを稼働させよう
  Page1
RDSC EPCISとは何か?
EPCISの構成要素と機能
  Page2
RDSC EPCISのセットアップ
EPCISをWeb上に公開する
  Page3
EPCISアプリケーションのセットアップ
BusinessRoutingとReaderの設定
EPCISHelperでBusinessRoutingのパラメータを設定
Page4
BizTalk Server 2006へのセットアップ
SQL Serverの設定
  Page5
いよいよEPCISの動作確認
RDSC Frameworkで体験するEPCglobal


RDSC Frameworkで体験するEPCglobal 連載インデックス


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