特集
NAS導入事始め
4. NASのハードウェアを見てみよう
デジタルアドバンテージ
2002/06/20
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PowerVault 715Nのハードウェア
NASがどのようなハードウェアで構成されているのか見ていこう。前述のようにNASの多くがPCアーキテクチャをベースに設計されている。PowerVault 715Nも同様である。プロセッサはCeleron-850MHz、チップセットはVIA Apollo Pro133という組み合わせで、1世代前のエントリPCのようなハードウェア構成だ。写真を中心にPowerVault 715Nのハードウェア構成を見ていこう。
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ハードディスク・ユニット(左)と接続コネクタ(右) |
ハードディスクはIDEで、最大4台が内蔵可能だ。ハードディスクとPowerVault 715Nのバックプレーンとは、簡単にハードディスクを交換できるように、SCAコネクタに似た専用コネクタで接続される。ただし、ホットスワップには対応していないので、故障時にはいったん電源をオフにする必要がある。 |
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PowerVault 715Nの背面 |
インターフェイスが2系統のイーサネットとシリアル・ポートのみであるため、背面はシンプルだ。 |
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10/100BASE-TX対応のイーサネット |
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シリアル・ポート |
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プロセッサ(下のヒートシンク部分)と冷却ファン(上の黒いパーツ) |
冷却ファンは、シロッコ・ファン(円筒の周辺部に羽根がついた形状の冷却ファン)が採用されており、1Uサイズの薄さでも十分な冷却能力を発揮するように工夫されている。ただし、稼働音は若干大めで、机の横に置くと気になるレベルであった。
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このようにプロセッサやチップセットは、通常のデスクトップPCやエントリ・サーバと同じものが採用されており、PCアーキテクチャそのものといった内容となっている。NASの機能は、実はNAS専用OSが担っていることが分かる。
次ページでは、まとめとしてNASのメリットとデメリットについて考察しよう。
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