[Management] | ||||||||||||
MMC管理コンソールでリモート・コンピュータへ接続する
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解説 |
ユーザーの管理やイベント・ビューアの操作、デバイスやサービスの設定/管理など、MMCベースの管理ツールを使って、コンピュータ・システムを操作/管理するケースは少なくない。特にドメインやネットワークの管理者ならば、各ローカル・コンピュータだけでなく、リモートのコンピュータを管理することも多いだろう。本TIPSでは、MMC管理コンソールで、リモートのコンピュータに接続する方法についてまとめておく。
操作方法 |
MMCベースの管理ツール(主に[スタート]メニューの[管理ツール]下に登録されている)において、リモートのコンピュータに接続して管理する方法はいくつかある。
すでに起動しているMMC管理コンソールの接続先を変更する
例えばデスクトップ上の[マイ コンピュータ]アイコンをクリックし、ポップアップ・メニューから[管理]を選択すると、「ローカル」のコンピュータへ接続した状態で、「コンピュータの管理」ツールが起動する。この状態では、ローカル・コンピュータを対象としたイベント・ビューアやユーザー管理ツール、ディスク管理ツールが利用できる。
コンピュータの管理ツールの起動画面 | ||||||
[スタート]メニューの[管理ツール]−[コンピュータの管理]を選ぶか、デスクトップの[マイ コンピュータ]アイコンを右クリックして[管理]を選ぶと、このようなツールが起動する。管理対象は「(ローカル)」となっていることから分かるように、デフォルトでは、ローカル・コンピュータが管理対象となっている。 | ||||||
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この状態で、左側ペインのツリーの一番上にある「コンピュータの管理 (ローカル)」という項目を右クリックし、ポップアップ・メニューから[別のコンピュータへ接続]を選ぶと、接続先のコンピュータを変更できる。
接続先のコンピュータの変更画面 | ||||||||||||
ここでは、管理対象となるコンピュータを変更できる。 | ||||||||||||
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コンピュータを選んで[OK]をクリックすると、指定されたコンピュータに接続され、リモート管理できる(ただしデフラグ・ツールなど、リモートからは管理できないツールもある)。なおリモートから管理するためには、管理用のネットワーク・ポートへの接続を相手側で許可しておく必要がある。具体的なポートやファイアウォールの設定方法については、TIPS「Windowsファイアウォールのリモート管理を有効にする」「XP SP2のファイアウォールでリモート管理を有効にする」などを参照していただきたい。
リモートのコンピュータに接続した管理ツール画面 | |||
リモートのコンピュータへ接続した状態の管理ツール。 | |||
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コマンド・プロンプトで管理コンソールの接続先を指定する
イベント・ビューアやユーザー管理ツールなど、MMCベースの管理ツールは、実際にはMMC.EXEというツールの枠組みの中に、「スナップイン」という管理用コンポーネント(ファイル名は.MSC)を追加することによって実現されている。そのため、MMCがスナップインを呼び出すとき(起動するとき)にオプションを指定してやれば、起動時からリモートのコンピュータに接続した状態にできる。具体的には、「/computer=サーバ名」というオプションを付けて管理コンソールを起動すればよい。
例えば、コンピュータの管理というツールの実体は「compmgmt.msc」というコンポーネントなので、[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]や、コマンド・プロンプト上で次のようなコマンドを実行する(ショートカットに登録しておいてもよいだろう)。
C:\>compmgmt.msc /computer=server1 ……接続先サーバを指定する |
ただしこの方法では接続時のユーザー・アカウントを指定できないので、あらかじめ管理者権限のあるユーザー・アカウントでログオンしておくか、管理者アカウントを指定して「net use」コマンドを実行して、管理共有へ接続しておくなどの必要がある(TIPS「アカウントを指定してIPC$共有リソースへ接続する」「Windowsネットワークにおけるユーザー名とドメイン名の指定方法」「コマンド・プロンプトでファイル共有を管理する」などを参照)。
C:\>net use \\server1 /user:adminusername * ……アカウントを指定して接続 |
なお管理ツール・スナップインとその.MSCファイルの対応については、別稿の「[運用]Windows管理ツール再入門――3.Windowsで利用可能なスナップイン」を参照していただきたい。
MMCのスナップイン追加時に接続先を指定する
.MSCファイルを直接起動するのではなく、まずMMCのコンソール(MMC.EXE)を起動してから、管理ツールのスナップイン・コンポーネントを追加する方法もある。この方法だと、スナップインの追加時に接続先を「ローカル コンピュータ」か「別のコンピュータ(リモート・コンピュータのこと)」を選択できる。またこうやって起動したMMCコンソールの場合には、スナップインやその接続先などの構成情報をまとめて、新しい.MSCファイルとして保存しておくことができる。この機能を利用すれば、簡単に目的のサーバに接続できる管理ツールを用意できる。監視業務のために、定期的に巡回しなければならないサーバが複数ある場合は、このようなショートカット・メニュー項目をあらかじめ作成して用意しておくとよいだろう。具体的な方法については「[運用]Windows管理ツール再入門――4.新しい.MSCファイルを作成する」を参照していただきたい。
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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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