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Windows XPでNetMeetingを使用する

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デジタルアドバンテージ
2002/01/30
対象OS
Windows XP Professional
Windows XP Home Edition
より優れた代替ツールが用意されたことから、Windows XPでは、NetMeetingが[スタート]−[プログラム]メニューから省略された。
しかしプログラムのショートカットが追加されていないだけで、Windows XPでもNetMeetingはハードディスクにセットアップされている。


解説

 従来のWindows 98/Me/2000には、オンライン・チャットや音声/動画を使ったコミュニケーション、遠隔地からのデスクトップ共有を可能にするツールとしてNetMeetingが標準で用意されていた(NetMeetingを使ったリモート・デスクトップ共有の詳細については別稿「Windows TIPS:リモートからWindowsデスクトップを制御する方法」を参照)。しかしWindows XPでは、コミュニケーション・ツールとしてはWindows Messengerが、デスクトップ共有ツールとしてはリモート・デスクトップ接続機能がそれぞれ追加され、もはやNetMeetingに頼らなくても、より優れたサービスを利用できるようになった。このためWindows XPでは、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[通信]のサブ・メニューを探しても、NetMeetingのアイコンは存在しない。一見すると、Windows XPではNetMeetingは提供されていないように思える(Windows XPをクリーン・インストールした場合。Windows 2000からアップグレード・インストールした場合にはアイコンが残っている)。

Windows XPの[アクセサリ]−[通信]メニュー
Windows XPをクリーン・インストールした場合には、このように[アクセサリ]−[通信]メニューを探しても、NetMeetingのショートカットは存在しない。しかし実際は、ショートカットが存在しないだけで、Windows XPでもNetMeetingはハードディスクにはインストールされている。
  従来のWindows 9x/Me/2000では、この位置にNetMeetingのショートカット・アイコンが存在したのだが……。

 Windows Messengerは、Windows 95/98/Me/2000版が公開されているので、このうちオンライン・チャットや音声/動画によるコミュニケーションについては、双方でWindows Messengerをインストールすれば通信が可能である。

 しかしリモート・デスクトップ接続については、サーバ機能を利用できるのはWindows 2000、Windows XP Professionalに限定されており、Windows XP Home EditionやWindows 9x/Meでは利用できない(いずれもクライアント機能は利用可能。Windows XP Home Editionには標準装備、またWindows XPのインストールCD-ROMには従来環境用のクライアント・ソフトウェアが収録されている)。つまり、遠隔地にあるWindows 9xやWindows Me、Windows XP Home Editionマシンをネットワークを介してリモート・コントロールしたいと思うなら、NetMeetingのリモート・デスクトップ共有機能を使うしかない。

 ご心配なく。プログラムのショートカットは[スタート]メニューに追加されていないが、Windows XPでもNetMeetingはハードディスクにインストールされている。


操作方法

%ProgramFiles%\NetMeeting\conf.exeを実行する

 Windows XPでも、NetMeetingは「%ProgramFiles%\NetMeeting」フォルダ以下にインストールされている(%ProgramFiles%は、Windowsがデフォルトでアプリケーションのインストール用として使用するフォルダ。デフォルトは「C:\Program Files」)。具体的には、このフォルダ以下にあるNetMeetingの実行ファイル(conf.exe)を起動すればよい。これには、コマンド・プロンプトから「%ProgramFiles%\NetMeeting\conf.exe」とフルパス指定を行ってもよいが、[スタート]−[ファイル名を指定して実行]から表示されるダイアログなら、パスを省略し、プログラム名を指定するだけで実行できる。

[ファイル名を指定して実行]ダイアログ
この[ファイル名を指定して実行]ダイアログを使えば、フルパスを省略して、プログラム名だけを指定してNetMeetingを起動できる。

 こうして初めてNetMeetingを起動すると、従来と同様、最初にユーザーの名前やメールアドレス、スピーカーやマイクの調整を行うウィザード(サウンド・カードが存在する場合)が実行される。この途中で「NetMeetingのショートカット・アイコンをデスクトップやクイック起動バーに追加するか?」と問い合わせられるので、頻繁にNetMeetingを使うようなら、デスクトップにでもショートカットを追加しておくとよいだろう(ご存知のとおり、Windows XPでは、クイック起動バーはデフォルトでは非表示になっている)。またこうしてNetMeetingの初期セットアップが完了しても、[アクセサリ]−[通信]メニューにはショートカット・アイコンは追加されない。希望するなら、自分自身で追加する必要がある。End of Article

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  Windows TIPS:リモートからWindowsデスクトップを制御する方法
     
  関連リンク
  MSNのWindows Messengerのダウンロード・ページ(マイクロソフト)
     
「Windows TIPS」


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