Windows
TIPS
[Office Master] |
Word/Excelで分割されたウィンドウを素早く切り替える
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ
2004/11/06 |
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対象ソフトウェア |
Word 2000/2002/2003 |
Excel 2000/2002/2003 |
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長いドキュメントやシートを編集するとき、ウィンドウ分割機能を使えば、同一ドキュメントの一部分を参照しながら、別の部分を編集できる。 |
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分割したウィンドウの移動にはマウスが使えるが、[F6]キーで素速く移動することもできる。 |
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何ページにもわたるWordドキュメントや、大きなExcelシートを作成していると、同一ドキュメントやシートのある部分を参照しながら、別の部分を編集したいと思うことがある。このような場合には、WordやExcelのウィンドウ分割機能が使える。例えば下の画面は、Wordのドキュメント表示を上下2つに分割したものだ。
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Wordのウィンドウ分割機能 |
ウィンドウ分割機能を使えば、同一ドキュメントの一部を参照しながら、別の場所を編集できる。 |
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上側のペインがアクティブになっている。分かりやすいように、文書の一部を選択状態にした。 |
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分割表示されたウィンドウでは、どれか1つが入力フォーカスを持っており、キーボード入力は入力フォーカスを持っている方に送られる。例えば上の画面では、上側のウィンドウに入力フォーカスがある(分かりやすいように、文書の一部を選択状態にしている)。下側のウィンドウを編集したければ、マウスで下側のウィンドウをクリックすればよい。
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下側のウィンドウに入力フォーカスを移動する |
ウィンドウを分割した場合でも、入力フォーカスは1つのウィンドウが持っているので、編集したい方のウィンドウをマウスでクリックする。 |
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分かりやすいように一部を選択した。 |
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このように分割されたウィンドウの切り替えはマウスで行えるが、キーボード入力をしているときにマウスに手を移動させるのは面倒、という場合がある。このような場合には、[F6]を押すと、分割ウィンドウ間で順に入力フォーカスが切り替わる。例えば前出のWordの例なら、[F6]キーを押すたびに1番目の画面と2番目の画面の状態が切り替わる。
この分割されたウィンドウ間での[F6]キーによる移動は、本文ウィンドウとコメント・ウィンドウの間での移動にも利用できる(Word 2000/Word
2002では、本文とコメントが分割ウィンドウで表示される)。
同様の操作はExcelでも可能だ。Excelでは、Wordのような上下の分割だけでなく、左右のウィンドウ分割も可能だ。例えば次のような状態である。
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Excelでシートを4分割表示したところ |
Excelでは、上下方向だけでなく、左右方向にもウィンドウを分割できる。 |
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このウィンドウに入力フォーカスがある。分かりやすくするために一部のセルを選択状態にした。 |
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この場合も、入力フォーカスを持っているのは1つのウィンドウだけだ。上の画面では左上のウィンドウが入力フォーカスを持っている。
Wordと同じく、分割ウィンドウ間でフォーカスを移動するにはマウスが使えるが、Excelでも[F6]が使える。上の画面から[F6]を押すと、次のように右上のウィンドウにフォーカスが移動する。
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上の画面で[F6]を押したところ |
Wordと同じく、入力フォーカスの移動を[F6]キーで行える。[F6]キーを押すたびに、時計回りの方向でウィンドウのフォーカスが移動する(左上→右上→右下→左下→左上…の順)。 |
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上の画面から1回[F6]を押すと、右上にフォーカスが移動する。 |
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以後[F6]を押すたびに、時計回りの方向で入力フォーカスが移動する。具体的には、左上→右上→右下→左下と移動し、さらに[F6]を押すと左上に戻る。反時計回りに移動させたければ、[Shift]+[F6]キーを押せばよい。
ここでは代表的な例としてWordとExcelをご紹介したが、これら以外のOfficeアプリケーション、Office以外のマイクロソフト製品、あるいはサードパーティ製アプリケーションの中にも、[F6]キーを使って同様の操作が行えるものもある。例えばWindows標準のヘルプ・ウィンドウでも、左側の目次やキーワード・ウィンドウと、右側の本文ウィンドウ間での切り替えが、[F6]キーで行える。
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