Windows TIPS
[User Interface] |
A:ドライブを非表示にする
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ 正木 理絵子
2005/03/12 |
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対象OS |
Windows XP |
Windows 2000 |
Windows Server 2003 |
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CD-ROMやネットワークの登場により、フロッピー・ドライブはほとんど使われなくなった。 |
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しかしエクスプローラではフロッピー・ドライブ・アイコンが表示されており、誤ってクリックしたりすると作業がもたつく原因になる。 |
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ドライブ・アイコンが不要なら、エクスプローラ上から非表示にして、必要なときにのみ呼び出すようにすればよい。 |
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初期のスタンドアロンPCでは、唯一のリムーバブル・ストレージであり、アプリケーションのインストールや、コンピュータ同士のデータ交換などを一手に司っていたフロッピー・ドライブであるが、CD-ROMドライブ(CD-Rドライブ)や高速なネットワークが普及した現在では、滅多に使用しなくなった。現に、可搬性を重視するノートPCなどでは、フロッピー・ドライブを搭載しない機種が主流となっている。
デスクトップPCの場合は、万が一のシステム障害などに備えて、いまでもフロッピー・ドライブは搭載されているものの、通常はほとんど使うことはない。
エクスプローラなどで、ドライブ・アイコン(PC/AT互換機ではA:ドライブ)が表示されているだけなら特に問題はないのだが、ドライブ・アイコンの上をマウス・カーソルが横切ったり、誤ってクリックしたりすると、ドライブ内のファイルが検索されてしまう。このときドライブ内にメディアが挿入されていないと(通常は挿入されていないだろう)、エラーが表示されることになるのだが、フロッピー・ドライブのアクセスは非常に遅く、いらいらさせられる。
普段フロッピー・ドライブを使わないなら、エクスプローラでA:ドライブを非表示にしてしまうことができる。
まずはA:ドライブが表示されるエクスプローラのデフォルトの状態を示す。
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エクスプローラに表示されたAドライブ |
当然ながら、デフォルトでは、システムに搭載されているディスク・ドライブがすべて表示される。 |
A:ドライブを非表示にするには、レジストリの次の値を変更する。値が存在しない場合には、作成する。
[注意] |
レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリ エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまで御自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本Windows Server Insider編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。 |
項目 |
内容 |
キー |
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer |
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値の名前 |
NoDrives |
型 |
1 |
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エクスプローラ上でA:ドライブを非表示にするためのレジストリ設定 |
レジストリの設定後、再起動すると、A:ドライブが非表示になっていることが分かる(すでにエクスプローラを表示しているときは、最新の状態に更新する)。
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レジストリを設定した後のエクスプローラ |
レジストリを操作し、再起動すると常に表示されていた「Aドライブ」が非表示になった。 |
エクスプローラでの表示をやめているだけで、ドライブ自体はアクセス可能なので、フロッピー・ドライブへのアクセスが必要なら、[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]を選択し、表示されるダイアログの[名前]部分で「A:\」と入力し「OK」ボタンをクリックする。するとエクスプローラのウィンドウが表示され、フロッピー・ディスクの内容が表示される。
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非表示になったA:ドライブにアクセスする |
エクスプローラで非表示設定のまま、A:ドライブにアクセスするには、[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]でA:ドライブを指定すればよい。 |
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