Windows TIPS
[System Environment] |
XML Notepad 2007でXMLファイルを表示/編集する
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デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2008/03/07 |
対象OS |
Windows XP |
Windows Server 2003 |
Windows Vista |
Windows Server 2008 |
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Windows OS環境では、構成情報を保存するためにXML形式のファイルを使うことがよくある。 |
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XML Notepad 2007というツールを利用すると、XMLファイルの表示や編集が簡単に行える。 |
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XML技術のファイル・フォーマットはすでに広く普及し、Windows OSやアプリケーションなどでもすでに設定ファイルなどで利用されている。例えばWindows Vistaのグループ・ポリシーや(「機能が向上したWindows Vistaのグループ・ポリシー」参照)、Windows Server 2003のIIS 6.0の構成ファイル(「アーキテクチャを一新した新世代アプリケーション・サーバ」参照)、ドライバの構成ファイル、(Internet Explorer 7.0でサポートされている)RSSフィード情報など、非常に多い。
XMLファイルの閲覧はInternet Explorerで可能だし、メモ帳を使えば編集することも不可能ではないが、これらではあまりにも使いづらい。XML形式のファイルを操作するなら、やはりXML用のエディタを利用するのがよい。本TIPSでは、マイクロソフトが提供している、フリーのXML用エディタ「XML Notepad 2007」を紹介する。
XML Notepad 2007とは
XML Notepad 2007は、マイクロソフトがフリーで提供している、XMLファイルの表示/編集ツールである。次のように豊富な機能を持っている。
- ノードのツリー・ビュー形式での表示と値の編集
- 多段のアンドゥ/リドゥ
- ツリー・ノードの操作(レベルの上げ/下げ、移動、挿入、削除など)
- 正規表現やXPathをサポートした検索/置換
- 入力時のXMLスキーマのリアルタイム・バリデーション
- 要素や属性値などのインテリセンス入力
- HTMLビューア(XSLT処理)
- XMLファイルの差分表示
- ほかのファイルをインクルードするXIncludeのサポート
これ以外にも機能があるので、詳しくは上のダウンロード・ページやツールのヘルプ・ファイルなどを参照していただきたい。
XML Notepad 2007を利用するには、上記のダウンロード・ページのリンクからインストール・ファイル(XmlNotepad.msi)をダウンロードし、ダブルクリックしてインストールを実行する(2008年3月初頭におけるXML Notepad 2007の最新バージョンは2.5である)。インストール・オプションは特に何もない。英語版しか提供されていないため、メニューやヘルプなどはすべて英語であるが、問題なく、日本語文字列を入力したり、表示したりできる。なお実行には.NET Framework 2.0が必要である(.NET Framework 2.0のインストール方法については関連記事を参照のこと)。
インストール後、[スタート]メニューの[XML Notepad 2007]-[XML Notepad 2007]を選択するとXML Notepad 2007が起動する。
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XML Notepad 2007の編集/表示画面 |
XML Notepad 2007を起動後、サンプル・ファイルを読み込んだところ。XMLファイルの内容がツリー形式で表示されている。 |
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ツリー・ビューでの表示。 |
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HTMLビューでの表示(XSLT処理して表示する)。
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XMLファイルの内容をツリー形式で表示している。 |
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ノードごとに展開するか、折りたたむかを選択可能。展開すると、右側のペインにその値が表示される。 |
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値。 |
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ノードの移動(前後への位置移動やレベルの上げ下げ)。 |
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エラー表示。 |
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XML Notepad 2007ツールの詳しい使い方については、付属のヘルプ・ファイルを参照していただきたいが、XMLの基本が理解できていれば、特に問題なく利用できるだろう。
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