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XML Notepad 2007でXMLファイルを表示/編集する
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解説 |
XML技術のファイル・フォーマットはすでに広く普及し、Windows OSやアプリケーションなどでもすでに設定ファイルなどで利用されている。例えばWindows Vistaのグループ・ポリシーや(「機能が向上したWindows Vistaのグループ・ポリシー」参照)、Windows Server 2003のIIS 6.0の構成ファイル(「アーキテクチャを一新した新世代アプリケーション・サーバ」参照)、ドライバの構成ファイル、(Internet Explorer 7.0でサポートされている)RSSフィード情報など、非常に多い。
XMLファイルの閲覧はInternet Explorerで可能だし、メモ帳を使えば編集することも不可能ではないが、これらではあまりにも使いづらい。XML形式のファイルを操作するなら、やはりXML用のエディタを利用するのがよい。本TIPSでは、マイクロソフトが提供している、フリーのXML用エディタ「XML Notepad 2007」を紹介する。
XML Notepad 2007とは
XML Notepad 2007は、マイクロソフトがフリーで提供している、XMLファイルの表示/編集ツールである。次のように豊富な機能を持っている。
- ノードのツリー・ビュー形式での表示と値の編集
- 多段のアンドゥ/リドゥ
- ツリー・ノードの操作(レベルの上げ/下げ、移動、挿入、削除など)
- 正規表現やXPathをサポートした検索/置換
- 入力時のXMLスキーマのリアルタイム・バリデーション
- 要素や属性値などのインテリセンス入力
- HTMLビューア(XSLT処理)
- XMLファイルの差分表示
- ほかのファイルをインクルードするXIncludeのサポート
これ以外にも機能があるので、詳しくは上のダウンロード・ページやツールのヘルプ・ファイルなどを参照していただきたい。
操作方法 |
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XML Notepad 2007を利用するには、上記のダウンロード・ページのリンクからインストール・ファイル(XmlNotepad.msi)をダウンロードし、ダブルクリックしてインストールを実行する(2008年3月初頭におけるXML Notepad 2007の最新バージョンは2.5である)。インストール・オプションは特に何もない。英語版しか提供されていないため、メニューやヘルプなどはすべて英語であるが、問題なく、日本語文字列を入力したり、表示したりできる。なお実行には.NET Framework 2.0が必要である(.NET Framework 2.0のインストール方法については関連記事を参照のこと)。
インストール後、[スタート]メニューの[XML Notepad 2007]−[XML Notepad 2007]を選択するとXML Notepad 2007が起動する。
XML Notepad 2007ツールの詳しい使い方については、付属のヘルプ・ファイルを参照していただきたいが、XMLの基本が理解できていれば、特に問題なく利用できるだろう。
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