Windows 2000 Insider/PC Insider合同特別企画
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以下は、Windows XPベータ2 日本語版に付属する機能ガイドより、Windows XPの新機能をまとめたものである。このベータ2に続き、2001年7月2日に英語版のRC1がリリースされた。ベータ2に対し、このRC1で追加された新機能については、「Windows XP RC1で追加された新機能」のページを参照されたい。
表の見方: |
No. | 新機能/改良された機能 | 内容 |
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297 | 64bitサポート(クラスタ・サービス) | 64bit版 Windows 2002 Serverにおいてクラスタリングをサポート。これにより開発者は、64bit環境向けのクラスタリング・アプリケーションを開発できるようになる |
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298 | インストールの簡略化(クラスタ・サービス) | クラスタ用設定ウィザードを一新し、クラスタのインストールと設定を単純化した。これによりOEMベンダは、一般的なクラスタ・サーバのマスタを作成しておき、ここからクローンを作成することで、サーバ設定を自動化できる |
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299 | 無人インストール用ファイルへの顧客情報の追加 | 無人インストール時にOSの設定情報などを記述するunattend.txtの機能を拡張し、OEMやIT管理者によるカスタマイズ機能を向上させた。この一環として、顧客の個人情報を追加できるようになった。これによりOEMベンダは、より少ない設定で顧客がシステムを使用開始できるような設定を行うことが可能になる |
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300 | USBオーディオ・デバイスに対するグローバル・エフェクト・フィルタ(デジタル・メディア) | カーネル・モード・ミキサ(kmixer.sys)とWindows USBオーディオ・ドライバ(USBAudio.sys)の間にフィルタを挿入して、オーディオ・データの処理を行えるようになった。これによりIHVは、USBアレイ・マイクをサポートするフィルタを組み込んだり、USBスピーカーに補正用フィルタを組み込んだりできるようになる |
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301 | バッテリ残り容量のモニタ(ハードウェア) | 現在のバッテリ・アクティビティ・レポートを含むバッテリ寿命のモニタリング機能。バッテリの消費率や残り容量などがパフォーマンス・モニタにレポートされるようになった。これによりOEMベンダは、バッテリがどのように使用されるかを統計的にモニタすることで、処理に応じた最適な省電力モードを知ることができる |
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302 | いくつかのIDEコントローラに対するミニIDEドライバのサポート(ハードウェア) | CMD、東芝、Promise、VIAの各社のIDEコントローラに対応するミニIDEドライバが提供されるようになった。OEMベンダは、自社製のIDEコントローラに対してこのミニIDEドライバを使用できるようになった。これにより、DMAレベルも自動的に選択されるようになった |
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303 | 新しいUDMA転送モードのサポート(ハードウェア) | 新しいUltra DMAモード5転送モードのサポートが追加された。これにより開発者は、ATA 100互換のIDEコントローラにおいて、Ultra DMAモード5でのデータ転送を行えるようになる |
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304 | 「ヘルプとサポート」のカスタマイズ(「ヘルプとサポート」サービス) | Windows XPでは、従来のWindowsヘルプ(HTML Help)を一新し、ローカル・コンテンツとリモート・コンテンツを透過的に表示可能な、柔軟な「ヘルプとサポート」が提供されるようになった。OEMベンダは、この「ヘルプとサポート」用のSDKに含まれるカスタマイズ・ガイドに記載された手順に従うことで、このツールを独自にカスタマイズすることが可能である |
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305 | さまざまなコンテンツの表示モード(「ヘルプとサポート」サービス) | 状況や対象ユーザーのレベルなどに応じて、「ヘルプとサポート」のさまざまなビューを使い分けられるようになった。具体的にサポートされる表示モードは、(1)現在のアプリケーションまたはWindowsヘルプ形式での表示されるスタンダード・ビュー(デフォルト)、(2)ウィザード形式で一連の処理を可能にするフルフレーム・ビュー、(3)フルフレーム・ビューの上に必要に応じて表示されるセカンダリIEキオスク・ウィンドウ、(4)アプリケーションやアプレットからヘルプ・コンテンツ部分だけをコンパクトに表示可能にするミニビューア、(5)完全なブラウザでの表示を行うフル・ブラウザ・ウィンドウの5種類 |
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306 | ホットプラグPCI | ACPI 1.0bによるホットプラグをサポート。システムを停止することなく、拡張デバイスの追加や削除、交換が可能になる(ただしこの機能は、ホットプラグ対応のPCIスロットが提供される場合のみ利用可能) |
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307 | INF検索キャッシュ | INFファイルのキャッシングにより、プラグ・アンド・プレイ・マネージャによるINFファイルの検索を最適化する機能。これによりユーザーは、プラグ・アンド・プレイ・デバイスを素早く追加できるようになる |
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308 | メモリ・ミラーリング | メモリ・サブシステムのスナップショットをとり、メモリのレプリケーションを保持可能にする機能。メモリ・サブシステムのレプリケーションを作成することで、OEMベンダは、可用性の高いフォールト・トレラント・システムを開発できるようになる |
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309 | IGMPv3サポート(ネットワーク) | IGMPv3(Internet Group Management Protocol Ver.3)をサポートし、アプリケーションが特定のソケットやグループ・アドレスを使用する代わりに、特定のソース/グループのペアを指定して、参加や離脱が行えるようになった |
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310 | モデムの国別設定、地域設定(ネットワーク) | モデム設定において、ITU(International Telecommunications Union)が定義した国や地域のフォーマットに準じて国別設定/地域設定をダイアログで選択できるようになった |
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311 | パラレル・ドライバの一元化 | ポート・アービタとバス・ドライバの双方として機能する単一パラレル・ドライバがサポートされた |
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312 | プレインストール処理の改善 | OEMベンダが、独自のブランド情報、ISP(Internet Service Provider)情報、チュートリアルなどを、プレインストールできるようになった。これにより、特に初心者ユーザーは、OEMベンダのサポートに従って簡単な初期設定を行うことで、PCを使い始められるようになる。OEMベンダによるカスタマイズは、プレインストールされたハードディスクだけでなく、プレインストールCD-ROMにも反映することができる |
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313 | プリンタ・ドライバのポスト・データ処理 | IHVのドライバ開発者が、出力データのポスト・プロセスを行うプラグインを作成するために、PostScript/ユニドライバを作成できるようにする機能。これによりドライバ開発者は、自社のプリンタが備える機能をきめ細かに制御できるようになる |
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314 | マルチカラー・インク・プリンタのサポート(プリンタ関連) | カラーインクの出力レベルを2レベル以上(通常は4〜8レベル)サポートする機能。これにより、1つのドットの色として印刷できる色数を増加させることができる。IHVの開発者は、ユニドライバのプラグインを作成することで、自社製品向けのプリンタ・ドライバを開発できるようになった |
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315 | 印刷処理における双方向通信 | デバイスとの通信チャネルが1つに限定されている既存のプリント・システムでは、ユーザーやアプリケーションがデバイスとの双方向通信を開始することができない。これに対しWindows XPでは、ドライバやアプリケーションがデバイスとの双方通信を開始するための統一的な方法が用意された |
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316 | セットアップの拡張 | OEMベンダがセットアップをカスタマイズし、購入してきたPCをエンド・ユーザーがより容易に使い始められるようにする機能 |
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317 | Sysprepプログラムの改良 | OEMベンダがPCにOSをプレインストールする際に使用するイメージ・コピー・ツールのSysprepを改良し、より高速にレプリケーションを実行できるようにした |
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318 | ASLテーブル・サポートのアンロード | PCの状態に応じて、ACPI Source Language(ASL)テーブルをダイナミックに変更できるようにした。これにより、ホット・プラグなどによるデバイス構成の変更や、OSコンポーネントの変更を正しく処理できるようになった |
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319 | UDF 2.01対応 | DVDメディアのキー・フォーマットであるUDFの2.01に対応した(Windows 2000ではUDR 1,02および1.5にのみ対応) |
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320 | USB DirectInputにおけるジャンル記述サポート | 従来はゲームごとにゲーム・パッドを設定する必要があったが、それを不要にする機能 |
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321 | USBフォンのサポート | Windows XPでは、USB接続可能な電話機がサポートされ、従来の慣れ親しんだ形の電話デバイスを使って、社内の電話システムに接続できるなど、より自然な形でIPテレフォニを活用できるようになる |
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「Windows XPの正体」 |
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