.EXEファイル (.EXE file)
最終更新日: 1999/03/18
Microsoft社のオペレーティングシステム(MS-DOS、Windows、Windows NT)における、実行可能型ファイル。EXEは「execute(実行する)」という意味。
.EXEファイルは、もともとはMS-DOS用のEXEモデルのプログラム(x86の16bitリアルモードプログラム)を格納するために作られたが、現在では、x86以外のCPUアーキテクチャ向けのプログラムや、x86の16bitもしくは32bitのプロテクトモードのプログラム、Windows 95/98、Windows NTなどのWin16/Win32プログラムなども格納できるように拡張されている。
.EXEファイルの中身は、ヘッダ部分とプログラム本体のコード部分に分かれており、前者のヘッダ部分にはそれが実行ファイルであることを示すシグネチャや、プログラムで使用するデータのサイズ、スタックサイズ、実行開始アドレス、リロケーション情報などが記録されている。またWindowsプログラムなどの場合は、 .EXEファイルの先頭には互換性のために古いx86のリアルモードのプログラム(たいていは、「このプログラムはDOSでは使えません」と表示するだけのダミープログラム)が入っており、実際のアプリケーションプログラム自身は、その後ろにある拡張領域に格納されている。拡張領域には、Windows向けのプログラムで必要とされる種々の情報(各種リソースやダイナミックリンクライブラリへのリンク情報、プロテクトモードのセグメント/リロケーション情報など)が格納されている。
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