デル、Win2000 Datacenter Server対応予定の
最上位8-wayサーバ

2000/11/16

「PowerEdge 8450」

 デルコンピュータは11月15日、同社の製品としては初めての8-wayサーバ「PowerEdge 8450」を発表した。

 新製品は、同社の高性能4-wayサーバ「PowerEdge 6400」および「PowerEdge 6450」の後継機種にあたり、シリーズの最上位モデル。Intel社のチップ、Pentium III Xeon 700MHzを最大8個搭載可能とし、システムバスのサポートには「Intel Profusionチップセット」を採用した。

 ホットプラグ対応のSCSI、PCIバスなどを備え、高さ7Uのラック搭載専用シャーシの筐体をもつことから、データセンターなどでの使用に適しているという。その他の仕様としては、1MB/2MB大容量2次キャッシュを搭載し、メモリは256MB(最大32GB)、ハードディスクはホットプラグ対応の1インチハイト18GBまたは36GB×2(最大72GB)。

高さ7Uのラック型

 対応OSは、Windows NT 4.0/2000 Server/同Advanced Serverと、Red Hat Linux 6.2J、Red Hat Linux 7.0(出荷開始後に対応予定)。同社によれば2001年初めには、マイクロソフトが今年9月に発表した「Windows 2000 Datacenter Server」を搭載するという。また、新たにコンサルティング部門「デル・テクノロジー・コンサルティング(DTC)」を設置し、システム構築や運用の支援も行う予定だ。

 また、8-wayサーバの処理速度を測るベンチマークテスト「SPECweb99」で、同製品のLinux(「Red Hat Linux 6.2」)搭載モデルが最高位にランクされた実績をもつ。

 価格は1MBキャッシュモデルが243万7千円、2MBが263万7千円。製品は同社ダイレクトセールス事業部を通して販売する。同社ではコストパフォーマンスも大きな特徴として、エンタープライズ市場を対象にシェア拡大を図るとしている。

  

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