コンパックがLinuxの自社サポートを開始
2000/12/16
コンパックコンピュータは、12月14日、Linux戦略を強化することを発表した。日本オラクルとターボリナックス ジャパンと提携を結び、製品販売やサービス・サポート活動を行っていく。同社が自社でサポートをおこなうのは初めて。
米Compaq ComputerではTurboLinuxやRed Hatとの提携を進めており、今回の提携もそれに基づくもの。同社によると、すでにLinuxサーバ市場では高いシェアを占めているという。今回のプリインストールモデルの販売を機に、今後はNTやWindows 2000やTru64 UNIXと同様に、正式に自社でサポートしていく姿勢だ。
同社では、IA(インテル・アーキテクチャ)サーバ「ProLiant」とAlphaServerの両サーバでLinuxをサポートする。「ProLiant」では、まず、12月20日より、プリインストール販売として同ML 330、ML 350の2機種でTurboLinux及びRedhatの2つを提供する。その後、2001年の第1四半期には、TurboLinuxベースのWebサーバやMailサーバを投入するという。また、「Alpha Server」では、ターボリナックスが「TurboLinuxOS for Alpha」を販売する予定だ。
オラクル製品のバンドルモデルでは、「ProLiant」ML370など4機種に「Oracle8i Workgroup Server for Linux R8.1.6」を2001年第1四半期に販売する。
サポート体制としては、これまでの「Linux Competency Center」機能を「Linux Solution Center」に拡大して展開する。人員を増やすほか、データベース製品として「Oracle 8i」、「Apache」「Samba」などオープンソースソフトウェア、Linuxアプリケーションの移植支援などサポート範囲も広げる。
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