ebXML、ついにSOAPを統合
2001/2/24
XMLの標準化を進めている団体ebXMLは2月22日、SOAPを同団体のメッセージングの仕様に統合することを発表した。
ebXMLはXMLを用いたBtoBの標準仕様策定を目的として、1999年にUN/CEFACT(United Nations Centre for Trade Facilitation and Electronic Business)とOASIS(Organization for Structured Information Standards)の2団体が設立した標準化団体。今回、このebXMLメッセージング技術に、SOAP 1.1あるいはアタッチメント付きSOAPの仕様と、ebXMLの仕様が統合されることになる。SOAPとはSimple Object Access Protocolの略で、オブジェクトへアクセスするプロトコルのことで、マイクロソフト、IBM、米アリバなどが推進している。
ebXMLではこれまで、メッセージングにSOAPと類似したプロトコルを用いてきた。ebXML議長でUN/CEFACT Steering Groupのメンバー Klaus-Dieter Naujok氏は、「今回の統合により相互互換性が大幅に向上する。今後も、当初の目標だった今年5月仕様完成を目指してコミットしていく」とコメントしている。同団体は期限付きの組織であるため、仕様策定後の仕様の修正や拡張に対して疑問の声が出ていた。
[関連リンク]
ebXMLの発表資料(英語)
OASIS
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(XML eXpert eXchange)
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