マイクロソフトがeBayとWebサービスで提携
2001/3/14
米eBayと米マイクロソフトは3月12日、戦略的アライアンスを結んだことを発表した。
提携の目的は、Webサイトやアプリケーションを問わず、売り手と買い手がインターネット上でシームレスにインタラクトできるようにすることという。中心となるのは、eBayのAPI(Application Program Interface)とMSの.NET。
提携内容としては、以下の3点が発表されている。
1、eBayはMSの.NET構想や関連技術をサポート、開発者へコミュニティベースのコマースエンジンを提供する。
2、MSはeBayのマーケットプレイスのサービスを自社のWeb上のサービスへ取り込む。このサービスの例としては、インターネット・サービス「MSN」、中小企業向けのサービス「bCentral」などがある。
3、 eBayはWindows 2000サーバなどMSの製品や、Microsoft Passportなどの技術を導入する。
eBayのコマースエンジンはAPIを通してサードパーティへ提供が可能だが、今後はSOAPベースのWebサービスとして提供されるようになるという。また、将来的には、Webサービス関連の新しいプロジェクトを共同で推進する予定もあるという。
「(eBayとは)Webサービスを作成するという共同のビジョンを持っている。カスタマーへより高度なオンラインエクスペアリエンスを提供できる」とマイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏はコメントしてる。eBayの社長兼CEOMeg Whitmanは「マイクロソフトとの共同作業により、地球上のどこにいても、いつでも取引できるeBayのマーケットプレイスとコミュニティを強化することができるだろう」と述べている。
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米MSの発表資料
米eBayの発表資料
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