コンテンツを携帯端末用に自動変換、バーテックスリンク
2001/3/14
3月13日、バーテックスリンクとインプローブ・ネットワークスは、パソコン用に作られたWebサイトのコンテンツを各種携帯電話、PDA向けに自動変換するゲートウェイサーバ「CAFEMOON C3GATE Server」を発表した。開発はインプローブ・ネットワークスが担当し、今後、バーテックスリンクが企画・販売・マーケティングを行っていく。
同製品は、パソコン向けに用意されたWebページの内容をiモード(iモード対応HTML)、EZweb(WML)、J-スカイ(MML)対応の各種携帯電話でも閲覧できるように自動変換する。また、画像フォーマットについても各種携帯端末向けに最適の画像形式・サイズに変換する。これらの変換機能により、1つのコンテンツを作成するだけで複数の端末に対応できるようになり、開発コストと期間を短縮することができる。
ただし、HTMLで書かれたコンテンツの動的な変換はかなり困難で、実際には静的に変換するツールが用意される。したがって、基本的には、WMLもしくはiモード対応HTMLで書かれたコンテンツがリアルタイムでの自動変換の対象となる。
1台のWebサーバに置いたコンテンツを変換する「Standard Edition」と、複数のWebサーバに置いたコンテンツを同時に変換する「Enterprise Edition」の2つがある。またEnterprise Editionのみ、携帯電話機向けに変換した画像をキャッシュする機能を持つ。
対応OSはWindows NT 4.0/2000、Linuxで、Enterprise EditionはSoralis、AIXにも対応する。対応JDKは1.2.2と1.3。1CPU当たりの価格は、Standard Editionが50万円、Enterprise Editionが150万円で、年間保守料は価格の20%。また、6月下旬には日本IBMの「WebSphere Application Server」上での動作に最適化されたバージョンも発売される予定。
[関連リンク]
簡易在庫検索システムのデモサイト
バーテックスリンクの発表資料
インプローブの発表資料
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