コンパック、初のLinux搭載サーバを発表
2001/3/27
コンパックコンピュータは3月26日、Linuxを搭載した同社初のサーバシリーズ「Compaq Linux ソリューションパッケージシリーズ」を発表した。
新シリーズは、LinuxをOSに採用し、低価格と操作性に優れた製品を提供するもの。同社はすでにサーバのLinux対応を表明し、「Linuxコンピテンシ センター」の設立などを行ってきたが、Linuxを導入済みのサーバを提供するのは今回がはじめてとなる。
第1弾として、Webサーバ「Turbolinux Web/Mail Serverモデル」とファイルサーバ「Miracle Linux/Print Serverモデル」を発売する。両モデルとも、同社製アプライアンス・サーバ「Compaq ProLiant ML350」をベースとしており、OSとしてそれぞれ「Miracle Linux for Samba Version 1.0」をプリインストール済み。Linux特有のコマンドを使わずにGUIによる設定ができるなど、容易な操作性を実現したという。
「Compaq ProLiant ML350」はCPUにPentium IIIプロセッサ1.0GHzを搭載、ホットプラグに対応する。Smartアレイ431コントローラ、20/40DDS-4 DATドライブなどを備えた。メモリはECC/SDRAMを合計256MBまで追加している。
「Turbolinux Web/Mail Serverモデル」では、Linux Controller Turbolinux Editionにより、WebブラウザからLinuxベースのメールサーバの設定・管理が容易に行える。
「Miracle Linux/Print Serverモデル」では、OSにオープンソフトウェア「Samba」が組み込まれているため「PUBLIC:」「CDROM:」などの共有ファイルが設定済みで、電源を入れた直後からファイル/プリントサーバとしての利用が可能という。また、設定はWindowsのInternet ExplorerからSambaの管理ツール「SWAT」を通して行える。
サポートとしては、両モデルとも1年間回数無制限で同社のサポートやサービスが受けられる「CorePaqソフトウェアサポートLinux用 Tier3 1年間回数無制限」がバンドルされている。
[関連リンク]
コンパックの発表資料
「Compaq
ProLiant ML350」
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