MSと日立ソフト、汎用化したMS社内システムを発表
2001/5/19
マイクロソフトと日立ソフトウェアエンジニアリングは5月18日、マイクロソフトの社内基幹業務システム「IT Showcase」汎用化の第1弾として「IT Expense(経費精算)」を発表した。
「IT Showcase」は、2社が2000年11月に提携関係を結び、バーチャルカンパニーとしてスタートしたSI事業の一環(「マイクロソフト、日立ソフトとバーチャルカンパニー」参照)で、日立ソフトがマイクロソフトの社内基幹システムを一般ユーザー向けに汎用化し、共同で販売する。「IT Showcase」はその他にも、購買、インボイス、受注管理、人事などのシステムがあり、順次汎用化を進めていく。マイクロソフトが自社のシステムを外販するのは初めて。
「IT Expense」は、社員の旅費や経費の精算処理ができるWebベースの経費精算システム。携帯電話との連携も実現した。標準機能として、申請から承認までのワークフロー機能、各種テンプレート、部門別・個人別レポート機能、各種管理ツールを備えた。過去に申請した経路であれば経路履歴参照機能により、データの入力は10秒で完了するという。
クライアントのPCにExcel、IE(Internet Explorer)、メールソフトがあれば、導入に際してはクライアント側の経費はかからない。価格はユーザー数で設定されており、50ユーザーで180万円、1000ユーザーで2000万円。
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