インフォテリアとKDDI、ASPで中小企業のBtoB参加を支援

2001/5/30

 KDDIとインフォテリアは5月28日、中小企業のBtoB参加支援事業で提携したとを発表した。第1弾として、サプライヤ企業を対象に日本アリバのネットワークに接続するサービスを提供する。

 両社の提供する新サービスは、インフォテリアのBtoBサーバ「Asteria」を利用してアリバの「Ariba Commerce Services Network」への接続を格安で提供するもの(「インフォテリアがXML対応BtoBサーバを発表」参照)。利用する企業はアリバの間接材購買ソフトウェア「Ariba Buyer」のユーザーである必要がある。KDDIは、同社のデータセンター「dotsquare」に参加サプライヤ企業をまとめた「サプライヤ・ポータル」の形成を予定している。

 ユーザーは、オールインワンのソリューションとして提供されるインフォテリアの「Asteria Planet for Ariba」を導入するか、ASPサービスに契約すればこの新サービスを利用できる。

 インフォテリアによれば、これまでサプライヤ企業各社は自社で電子カタログを用意するだけでなく、BtoBサイトの接続方式に適合させる必要があった。もし複数のBtoBサイトに参加したくても各BtoBサイトで接続方式が異なる場合は、それぞれの接続方式に合わせなければならなかった。この新サービスを利用すれば、経済的、技術的負担をそれほどかけることなくBtoBサイトに参加できるため、販売チャネルの拡大を図れるという。

[関連リンク]
インフォテリアの発表資料
KDDI
日本アリバ

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