東芝のPockePCは、2種類の拡張スロットで180g

2001/7/17

180gと軽量の「GENIO e550」

 東芝は7月16日、2種類の拡張スロットを備えながら180gという軽量を実現したPocket PC「GENIO e550」を発表した。1GBのマイクロドライブを搭載した「GENIO e550/MD」も用意される。価格はいずれもオープン・プライス。標準モデルの「GENIO e550」は8月20日発売予定で、予想実売価格は7万円前後。「GENIO e550/MD」は9月下旬発売予定で、予想実売価格は10万円前後となる。

 GENIO eは、OSにWindows Powered Pocket PC(Windows CE 3.0)、CPUにはiPAQと同じStrongARM 206MHzを搭載。コンパクトフラッシュTypeII(CFスロット)とSDカードスロットの2つの拡張スロットを備えながら、厚さ17.5mm、重量180gを実現した。SDカードスロットはSDIO規格にも対応しているので、今後発売されるSDIO対応の周辺機器の利用も可能となる。Pockt PCで、CFスロットとSDカードスロットの2スロットを搭載しているのは、同製品が世界初となる。

 「Pocket Word」「Pocket Excel」「Pocket Outlook」「Pocket Internet Explorer」「Windows Media Player」などの標準アプリケーションのほか、画像ビューアソフト「Easy Viewer for Pocket PC」、経路検索ソフト「JRトラベルナビゲータ」、英和・和英・国語辞書ソフト「辞スパ」などを内蔵・バンドルしている。

スペック表
製品名 GENIO e550
CPU IntelStrongARM 206MHz
OS Windows Powered Pocket PC (Windows CE 3.0)
RAM 32MB
ROM 32MB(FlushROM)
ディスプレイ 3.5型フロントライト付き反射型カラーTFT液晶、6万5536色
解像度 240×320ピクセル
インターフェイス CFカードスロット(Type II)、SDカードスロット(SDIO対応)、赤外線(IrDA 1.2)、クレードル接続ポート
外形寸法 77.5mm×125mm×17.5mm
重量 180g
バッテリー アドバンストリチウムイオン充電池
使用時間 最大約8時間


 東芝では、GENIO eをソリューションビジネスのキーコンポーネントとして位置付け、次の国内有力システムインテグレータ10社とSIパートナー契約を締結した。今後、モバイルソリューションシステムを構築・販売し、法人向けPDA市場の拡大を図っていく。

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