ゲートウェイが8月29日で日本撤退
2001/8/30
米ゲートウェイは米国時間8月28日、日本を含むアジア市場からの撤退を含む体制の変更を発表した。日本市場参入のため1995年に設立された日本ゲートウェイは閉鎖され、販売業務を終えることになる。
今年7月に同社が発表した第2四半期決算では、売上高が前年同期比32%減の15億ドルとなるなど、PC需要の停滞の影響を受け、苦戦を強いられていた。
この日、同社が発表したリストラ策は、アジア・パシフィック地域の事業拠点の閉鎖、ハードウェア販売専業からソリューション事業へのシフト、4カ所のコールセンター閉鎖、製造ラインの効率化などを発表している。
アジア市場からの撤退に関しては、日本ゲートウェイが全マーケティング・営業活動を終了するほか、マレーシアやシンガポール、オーストラリア、ニュージーランドでも同様の措置をとる。同社では、ヨーロッパ市場でも撤退を前提に調整中で、30日以内に発表するとしている。
同社では、これらの対策により3億ドルを節約し、2001年第4四半期には黒字転換できる見通しだという。
なお、日本ゲートウェイは、既存顧客のサービスとサポートは引き続き行うとしている。
[関連リンク]
米ゲートウェイの発表資料
日本ゲートウェイ
[関連記事]
NECがコンシューマ事業の体制を改革、「リピーターを増やす」
(@ITNews)
3000億円の「構造改革」の概要を発表する富士通(@ITNews)
世界のPC出荷台数、初の前年割れ
(@ITNews)
真価が問われる米ハイテク企業
(NewsInsight)
相次ぐ米IT企業の解雇発表、「これが現実の始まり」
(@ITNews)
情報をお寄せください:
最新記事
|
|