Palm OS 4.1を搭載、MP3にも対応したCLIE

2001/9/12

「CLIE PEG-N750C」

 ソニーは9月11日、Palm OS 4.1を採用したPDA「CLIE PEG-N750C」を発表した。価格はオープンプライス(市場予想価格は5万円前後になる見込み)で、9月22日より発売開始される。

 新製品は、最新のPalm OS 4.1日本語版を搭載。付属の音楽再生ソフト「Audio Player ver.2.1」により、ATRAC3ファイルに加えMP3ファイルの再生にも対応した。また、クレードル経由で接続したPCから、本体に装着したメモリースティックへ直接データを書き込む機能や、メモリースティックにデータをバックアップできる機能が付加され、使い勝手が向上している。ボディカラーは「PEG-N700C」と同じサテンシルバー。

製品名 PEG-N750C
CPU Dragonball VZ 33MHz
OS Palm OS 4.1
RAM/ROM 8MB/8MB(FlashROM)
ディスプレイ フロントライト搭載反射型TFTカラー液晶ディスプレイ
解像度 320×320ピクセル、6万5536色
インターフェイス メモリースティックスロット、USB、赤外線(IrDA 1.2)
外形寸法 71mm×118.5mm×16.8mm
重量 約160g(スタイラス含む)
バッテリ リチウムイオンポリマー充電池(内蔵)
使用時間 通常使用時約15日間
CLIE PEG-N750Cのスペック表

 同社は同時に、CLIE用アクセサリとして、音楽再生機能が搭載されていないCLIE(PEG-S500C、PEG-S300、PEG-N600C)で、MP3を再生可能にするオーディオアダプタ「OEGA-SA500」を発売する(価格はオープン)。

 また、同社はメモリースティックスロットを活用する拡張モジュールの概要も発表した。カメラモジュール「PEGA-MSC1」は、10万画素CMOSイメージセンサーを搭載したデジタルカメラ。GPSモジュール「PEGA-MSG1」は簡易徒歩ナビとして使用できる。いずれも、年内発売予定。

 さらに、PEG-N700Cに対してのOS 4.1への有償アップグレードを年内中に開始するという。

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ソニーの発表資料

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