Palm OS 4.0を搭載したCLIEが登場

2001/7/19

 ソニーは7月18日、Palm OS 4.0を採用したPDA「CLIE PEG-N600C」を発表した。価格はオープンプライス(市場予想価格は4万5000円前後になる見込み)で、8月4日より発売開始される。

「CLIE PEG-N600C」(左が新色のラベンダーパープル)

 PEG-N600Cの最大の特徴は、Palm OS 4.0日本語版を搭載していること。また「PEG-N700C」と比べると、音楽再生機能が搭載されておらず、エントリーモデルという位置付けとなっている。

 フロントライト搭載の反射型TFTカラー液晶パネルを装備し、320×320ドットのハイレゾリューション(高解像度)表示が可能なのはPEG-N700Cと同じだが、OSのバージョンが4.0になったことで、6万5536色を実現。ジョグダイヤルで操作できる範囲も拡大した。また、本体に挿入したメモリースティックのデータをパソコン経由で読み書きできる。

 添付ソフトの「Intellisync Lite for SONY CLIE」もバージョンアップし、電子メールだけでなく、予定表、アドレス、メモ帳、ToDo機能もMicrosoft Outlookとのシンクロナイズが可能となった。

 ボディカラーはPEG-N700Cと同じサテンシルバーに加え、ラベンダーパープルが用意される。

スペック表
製品名 PEG-N600C
CPU Dragonball VZ 33MHz
OS Palm OS 4.0
RAM/ROM 8MB/8MB(FlushROM)
ディスプレイ フロントライト搭載反射型TFTカラーディスプレイ
解像度 320×320ピクセル
インターフェイス メモリースティックスロット、USB、赤外線(IrDA 1.2)
外形寸法 71mm×118.5mm×16.8mm
重量 約160g(スタイラス含む)
バッテリー リチウムイオンポリマー充電池(内蔵)
使用時間 通常使用時約15日間

 同時に、CLIE用の56Kbps対応アナログモデム「PEGA-MD700」が発売される。価格はオープンプライス。

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ソニーの発表資料

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