カシオ、Windows CEベースの“非Pocket PC”PDA

2001/9/14

 カシオ計算機は9月13日、Windows CE 3.0を搭載したPDA「カシオペア “ラジェンダ”BE-500」を発表した。価格はオープンプライス(実売予想価格3万5千円前後)で、10月20日より発売を開始する。

「カシオペア “ラジェンダ”BE-500」 ボディカラーは黒、白、青と3色ある

 BE-500は、Pocket PCではなく、組み込み型Windows CE 3.0を搭載したことが最大の特徴。組み込み型のWindows CE 3.0を採用することで、Pocket WordやPocket Excelといったソフトがバンドルされず、コスト面でPocket PCよりも有利となっている。

 CPUはMIPS系のVR4131/166MHzで、16MB Flash ROMを搭載。ディスプレイは240×320ピクセル/3万2768色表示に対応した透過型STNカラー液晶。コンパクトフラッシュType II対応スロットを1スロット備え、NTTドコモの「P-in Comp@ct/P-in m@ster」や、DDIポケットの「C@rdH"64petit」といったPHS通信カードが利用できる。さらに、コンパクトフラッシュ・スロットを活用して本体背部に装着するPCカードユニット(1万8500円)がオプションで用意した。

 カシオオリジナルのスケジューラ、住所録、メーラー、Webブラウザのほか、Word/Excel/PowerPointのファイルを表示できる「Quick View Plus」(STELLENT製)も搭載される。そのほか、USBクレードルとOutlook 97/98/2000とのシンクロソフトも付属している。

製品名 カシオペア BE-500
CPU MIPS VR4131 166MHz
OS Windows CE 3.0
RAM/ROM 16MB/16MB(FlashROM)
ROM 32MB(FlashROM)
ディスプレイ 透過型STNカラー液晶
解像度 240×320ピクセル、3万2768色
インターフェイス USB/シリアル/携帯電話/PHS、CFカードスロット(Type I/II)
外形寸法 76mm×121mm×17.9mm
重量 約158g(フリップカバー含まず)、約170g(フリップカバー含む)
バッテリ リチウムイオン充電池
使用時間 最大約6時間
カシオペア “ラジェンダ”BE-500

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カシオの発表資料

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