トレンドマイクロ、ブロードバンド時代のウイルス対策ソフト

2001/9/14

ウイルスバスター2002

 トレンドマイクロは9月13日、都内で記者発表を行い、ウイルス対策ソフトの最新版となる「ウイルスバスター2002」を、11月2日より発売すると発表した。

 ウイルスバスター2002の最大の特徴は、これからのPCは、ブロードバンドでの常時接続環境が前提と考え、前バージョンにも搭載されていたパーソナルファイアウォール機能を大幅に拡充したこと。発表の席で同社 プロダクトマネージャ 板井清司氏は、「本製品の主な変更点は、ブロードバンドとWindows XPに対応したことである」と述べ、インターネットセキュリティの総合ソフトとして、その優位性を訴えた。

 パーソナルファイアウォール機能には、不正アクセスからPCを守るためのファイアウォール、トロイの木馬などの不正プログラムからPCを守るトロイの木馬ブロック、クローキング(ネットワークから自分のPCを見えなくする技術)による他のPCからのアクセス制限機能などがある。これらの設定は、設定メニューの中にあるセキュリティレベル(高・中・低)を操作するだけで初心者でも簡単にできる。パーソナルファイアウォールなどを搭載すると、通常はスループットが低下するが、同社はプログラムを見直すことで、従来よりも大幅なスループットの改善を実現した。

 その他の特徴としては、携帯情報端末用ウイルス対策ソフトを搭載(Plam、Pocket PC、EPOC用)したことが挙げられる。さらに携帯情報端末へのプログラムのインストール、パターンファイルのアップデートも、PCから操作して行うことができる。また、ユーザーがインターネットの切断を瞬時に行える「緊急ロックシステム」も搭載した。

 ウイルスバスター2002の対応OSは、Windows 95(OSR2以降)/98/98 SE/Me、Windows NT(Service Pack6以降)/2000、Windows XP Home Edition/Professional。価格は8500円。なお、トレンドマイクロでは、2人で同時に利用するか、1人で2台同時に利用できる「ウイルスバスター2002 2ユーザパック」も発売する予定(1万2800円)。

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トレンドマイクロの発表資料

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