シスコがMAN向け新製品群とサービスを発表

2001/10/4

　シスコシステムズは10月3日、MAN（Metropolitan／Metro Area Network）向けルータの新製品4機種、ならびに「Metro Ethernet サービスソリューション」と呼ばれるMAN向けの追加機能群についての発表を行った。

　広域LAN接続サービスやMANなどで、イーサネットを中長距離の通信に応用する試みが盛んだ。今回発表された新製品群は、回線の耐障害性を向上させるRPR（Resilient Packet Ring）機能の搭載や、高速パケット・フォワーディングとサービス品質向上を実現するEoMPLS（Ethernet over MPLS）への対応を行った、MAN市場向けのエッジ／バックボーン・ルータとなっている。それぞれの特徴は下記のとおり。

  • Cisco 10720 Series Internet Routers
    MANの光ファイバ・リングの中に配置するための1Uサイズのエッジ・ルータ。ユーザーごとのサービス設定や管理機能を持つ。RPR（DPT）に対応し、耐障害性に優れるほか、リングの中への機器の追加が容易に行える特徴も持つ
  • Cisco 7606／7603 Series Internet Routers
    4Uサイズのミッドレンジ・ルータ。7603は転送レートが15Mbpsでスループットが32Gbps、7606は転送レートが30Mbpsでスループットが160Gbps

  • Cisco 12404 Series Internet Routers
    5Uサイズのハイエンド・ルータ。10Gbpsイーサネットに対応し、80Gbpsのスイッチング容量を持つ

　また、上記ならびに既存製品向けのMAN対応機能拡張オプション群「Metro Ethernet サービスソリューション」についても発表を行った。それぞれ詳細は下記のとおり。

  • L3VPN（802.1q to VRF）
    イーサネットの拡張規格であるタグ付きVLAN「IEEE 802.1q」を、MPLSの持つVRF（VPN Routing and Forwarding）にマッピングするオプション。Cisco 12000／10000／10700シリーズに対応

  • L2VPN（EoMPLS）
    MPLSで構築されたサービス網を介してイーサネット通信を可能にするオプション。Cisco 12000/7600/10700シリーズに対応

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シスコシステムズ

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