日本SGI、上場も視野に入れNECの子会社へ
2001/10/27
日本SGIは10月26日、米国本社のシリコン・グラフィックス、NECおよびNECソフトの4社は、NECとNECソフトの日本SGIへの出資に関して合意に達したと発表した。それによると、NECが日本SGIの株式の40%を、NECソフトが20%を取得することになる。外資系企業が日本企業の資本参加を受け入れる例は少なく、日本SGIでは「外資系でありながら日本のビジネス社会に深く根差した、真のグローバルなITカンパニーとして新たな成長に向けて歩む」とコメントしている。
今回のNECおよびNECソフトの出資額はそれぞれ、NECが約77億円、NECソフトが約38億円となる。これにより、NECは米SGIとともに各40%ずつの株式を保有する筆頭株主となる。
日本SGIは、この出資比率変更に合わせ、米SGIの所有するSGIロゴなどの商標権の譲渡と、事業運営にかかわる知的所有権のライセンスを受けた。日本国内におけるSGI製品の長期的な独占的販売権は引き続き継続される。関係者によれば、経営陣などの人事に関してはまだ未定という。
同社は今後、日本での株式上場も視野に入れ、引き続きブロードバンド、ハイエンドのグラフィック分野で事業展開して行く。
日本SGIは米SGIの100%子会社として1987年設立された。NECおよびおNECソフトとは、2001年9月26日に、戦略提携を結んでいた。
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日本SGIの発表資料
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