オブジェクト指向開発を啓蒙するコミュニティを設立

2001/11/8

 11月7日、NTTコムウェア、日本ラショナルソフトウェア、コンポーネントスクエアの3社が共同で、オブジェクト指向技術やコンポーネントベースのソフトウェア開発に関心のある技術者を対象としたコミュニティ「OOT(オブジェクト指向技術)コミュニティ」を設立することを発表した。現在、設立準備室を共同で設置、2002年1月をめどに、コミュニティサイトをオープンさせる予定だ。

 OOTコミュニティは、Webサイト上で展開される会員制のコミュニティ。会費は必要なく、会員登録すればだれでも参加することができる。Webサイトでは、オブジェクト指向に関連した基礎技術や開発手法(モデリング言語であるUML、開発手法であるRational Unified Processなど)コンポーネントベースの開発手法といった技術情報をコンテンツとして提供するほか、BBSなどのコミュニケーション機能でコミュニティの形成、維持を図る。なお、コンテンツ面では、アットマーク・アイティがサポート企業として協力する予定だ。

 また、技術者の実際の開発を支援するサービスとして、日本ラショナルソフトウェア、NTTコムウェアが技術協力し、オブジェクト指向開発を支援するツールをASPで提供するという。このASPは米国ラショナルソフトウェアがサービスを開始し、すでに多くの顧客が利用しているというものだ。OOTでのサービスの開始は、さらなる機能の改善と日本語化作業が必要なため、2002年の上期中のスタートを予定しているという。

 コンポーネントスクエア代表取締役社長 田村俊明氏は「ドッグイヤー時代は新しいビジネスモデルの早期の実現が競争力になる。そこで必要なのは、質の高さと同時に、生産性の高いソフトウェア開発。それを実現するのが新しい開発手法とコンポーネントベースの開発だ」としたうえで、「いままでソフトウェアはすべて米国から入ってきた。日本のソフトウェア技術者の質の向上を図り、日本のソフトウェア業界にソフトウェア開発の標準語を作りたい、それをワールドワイドにも展開して競争力としたい。日本の業界全体を底上げするには1社では無理であり、オープンコミュニティが必要」と述べた。

 OOTコミュニティは、今後複数の企業に参加を呼びかけ、特定の企業や製品によらないオープンなコミュニティに育てていくという。

[関連リンク]
NTTコムウェアの発表資料
日本ラショナル
コンポーネントスクエア

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