日立とNECが強者連合、運用管理ソフト分野で
2001/11/20
日立製作所とNECは11月19日、システム運用管理ソフトの分野で提携することを発表した。対象となるソフトは、日立の統合システム運用管理ソフト「JP1」とNECの統合運用管理ミドルウェア「WebSAB」。両ソフトとも米ヒューレット・パッカードの「HP OpenView」を基盤としており、両社がこれまで蓄積してきた技術やノウハウを提供しあうという。
提携の内容は、(1)新製品・新機能の共同開発、(2)製品、機能の相互供給、(3)ほかのソフトベンダなどとの連携・協力活動の推進を行うというもの。
すでに(1)の新製品、新機能の共同開発に関しては、セキュリティ管理におけるポリシーマネジメント機能、アプリケーション管理機能などを共同で開発し、2002年度第1四半期以降順次提供を開始する。また、(2)の製品、機能の相互供給に関しては、NECから日立にセキュリティ管理のユーザーマネジメント機能、アクセス制御機能を、日立からNECに設備資産管理とIT資産管理を供給する。最後の(3)のほかのソフトベンダとの提携・協力活動の推進に関しては、プログラムインタ−フェイスや技術情報を両社共同でWebページを開設し、検証センター構築、セミナーの開催なども共同で行っていく。
両社によると、今回の提携により製品開発期間が最大で現在の2分の1程度となり、市場のニーズに合った製品をスピーディーに提供できるようになるという。システム運用管理ソフトでは、両社はそれぞれ国内シェアでトップ3に入る。この提携により、ほかのシステム運用管理ソフトとの差を引き離したいという。
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