AOLがLiberty Allianceに参加、サン陣営へ

2001/12/06

 米アメリカオンライン(AOL)は現地時間12月4日、米サンマイクロシステムズなど33社が推進しているオンライン認証技術の標準化を目指す団体、Liberty Alliance Projectに、設立メンバーとして参加することを発表した。

 AOLは、「AOL Magic Carpet」という新しい認証技術を推進する意向を表明していたため、マイクロソフトの「.Net My Service」、サンなどのLiberty Alliance Projectとともに、3つの認証技術が標準化を巡って競争を繰り広げるのではないかと見られていた。

 今回、AOLがLiberty Alliance Projectに参加するにあたり、同社の会長兼CEO Barry Schuler氏は、「Liberty Allianceの協力的かつ分散したアプローチは、この新しい世界に競争と顧客の選択肢の2つを与えてくれるものだ。このLiberty Allianceのオープンな連合体は、顧客と(業界の)成長にとってベストソリューションであり、次世代のオンラインサービスの構築するためのプラットフォームを提供してくれるものだ」という。

 Liberty Alliance Projectの設立メンバーには、サンマイクロシステムズのほか、Bank of America、シスコシステムズ、eBay、Entrust、GM、グローバル・クロッシング、ノキア、NTTドコモ、RSAセキュリティ、ソニー、スプリント、ユナイテッド航空、ベリサインなど33社が参加している。

[関連リンク]
米AOLの発表資料
Liberty Alliance Project

[関連記事]
“自由”を掲げ、MSに対抗するSun ONE (@ITNews)
MS、AOL、サンの認証を巡る競争――勝者はなし? (TechWeb/@ITNews)
オンライン認証技術をめぐる勢力構図 (NewsInsight)
[ガートナー特別寄稿] Webサービス普及の下地は整った (@ITNews)
期待と懸念が入り混じる.Net My Services (TechWeb/@ITNews)
自由を求めて−MicrosoftのHailStormの先にあるモノ (PC Insider)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)