4割の企業が「CRMを導入予定」、IDC Japanのユーザー調査
2002/1/26
IDC Japanは1月25日、国内CRMユーザーの実態調査を発表した。それによると、CRMソリューションを導入済みの企業は9.1%に達し、導入予定と答えた企業は約4割あった。
同社では、2001年秋に無作為に抽出した国内企業330社に対し、CRMの業種別、規模別導入状況などCRMに関する実態調査を行い、「国内CRMソリューションユーザー実態調査」として発表した。
導入状況を業種別に見ると、金融が最も多く回答企業の16.7%が導入済みだったという。その次は運輸・サービス業で、最も低かったのは公共機関の4%。
また、今後のCRM導入予定については、39.4%の企業が導入を予定していると回答した。ここでも金融業の63.3%が導入予定とするなど、関心の高さを示す結果となった。同社 ITサービス リサーチアナリスト チェンリン・フゥ氏は、「金融業が国内におけるCRM市場の牽引役」とし、今後多くの企業で導入が活性化することを見込むとしている。
ユーザーがCRMソフトおよびサービスを導入する際に重視する項目としては、「自社業務との親和性」のほか、「導入のスピード」との回答が多く寄せられたという。
[関連リンク]IDC Japan
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