ノーテル、ATM→IP/MPLSを実現するハイエンド・スイッチ
2002/3/29
「Passport 20000」 |
ノーテルネットワークスは3月28日、IP/ATM/フレーム・リレーなどの複数プロトコルに対応した、同社のマルチ・サービス・スイッチ「Passport」シリーズの最上位機種である「Passport 20000 マルチサービススイッチ(以下、Passport 20000)」を発表した。キャリアなどの大規模ネットワークを持つ、専門事業者向けの製品となっている。
マルチ・サービス・スイッチでは、IP/ATM/フレーム・リレーなどの複数の伝送手段(プロトコル)を同時にサポートし、各プロトコルのブリッジとして利用できる特徴を持つ。特に、ATMやフレーム・リレーなどの既存設備を持っているキャリアなどは、同製品を活用することで、既存のネットワークでのサービスを継続しつつ、IPや現在注目を集めているMPLSベースのネットワークへの移行が可能となる。
今回、最上位モデルとして登場したPassport 20000では、シリーズ中最高の約160Gbpsの処理能力を持ち、コア・ネットワークの中核として利用することを想定している。QoSやATM/MPLSベースのトラフィック・エンジニアリング機能も搭載しており、VoIPやマルチメディア系のサービスの展開を想定している場合でも、問題なく利用できる。
Passport 20000は、70Gbpsの処理能力を持つPhase Iが2002年第3四半期、160Gbpsのフル性能を持つPhase IIが2003年の第2四半期でのリリースを予定している。Phase IからPhase IIへのアップグレードは、稼働中のサービスの中断なしで実行可能となっている。
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