SonicXQとエクセロン製品を統合、新生プログレスの製品戦略
2003/3/21
プログレス ソフトウェアの代表取締役社長 大坂稔氏 |
XMLデータベースベンダのプログレス ソフトウェアは、同社のメッセージング製品「SonicXQ」と、昨年12月に買収したエクセロンの製品を統合したスイート製品を出荷することを明らかにした。企業システムの複雑化に従い、異なるシステムを統合するニーズがさらに高まると判断。SonicXQとエクセロン製品を統合することで、ソリューションの訴求力をよりいっそう高める。
統合計画は、同社が3月19日に開催したパートナー向けセミナーで同社代表取締役社長 大坂稔氏が明らかにした。統合後のスイート製品は「AnyPoint Business Integration Suite」。スイートにはツールとして、「AnyPoint Enterprise Service Bus」(ESB)や、「AnyPoint Orchestration Server」、「AnyPoint XML Server」、「AnyPoint Integration Studio」などを用意する予定。4月12日に米プログレスが米ボストンで開くプライベートイベントで正式発表する。プログレスによると、出荷時期は「未定」だ。
新スイートのコンポーネントは、プログレス、旧エクセロンのツールで構成。大坂氏によると、スイートの中心となるのは、ESB。ESBはプログレスのメッセージングサービス製品「SonicXQ Enterprise Service Bus」を基にした製品で、ESBを中心に、XMLサーバ製品などを連携させていくとみられる。企業はESBを使うことで、J2EEや.NETなどWebサービスに対応するアプリケーションを、SOAP/HTTPで連携させることができるという。
(垣内郁栄)
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