WS-I、日本に上陸
2003/5/31
Web Services Interoperability Organization(WS-I)は5月30日、日本国内におけるWS-Iの活動プロモーションやWebサービスの相互運用性向上を目指すための活動グループ「WS-I Japan SIG」を立ち上げた。発足時の会員企業は、インフォテリア、SAPジャパン、サン・マイクロシステムズ、東芝、日本電気、日本IBM、日本オラクル、NTT、日本BEAシステムズ、日本ヒューレット・パッカード、野村総合研究所、ビーコンIT、日立製作所、富士通、リコーの15社。活動の第1弾として、XMLコンソーシアムが5月30日に行った「XMLコンソーシアムWeek」でWS-Iの紹介を行ったほか、Basic Profile 1.0 Working Draftの近日中の公開を予定している。
WS-I Japan SIGの主な活動は、技術面、マーケティング面、そのほかといった3つのカテゴリに分かれている。技術面では、WS-Iで開発される技術資料の翻訳作業、Testingツールの日本語環境での検証と問題のフィードバックなど、マーケティング面では、Webサービスの相互接続性に関する広報宣伝や講演活動、日本企業のWS-Iへの勧誘活動が含まれる。
なお、WS-Iに参加しているマイクロソフトが、WS-I Japan SIGには参加していない。WS-I Japan SIG広報担当であるインフォテリアの大橋みどり氏によると、「マイクロソフトは各国個別の対応はしていないから」という理由による。とはいえ、マイクロソフトはWS-Iの活動そのものに賛同の意を示していることから、米本社主導によって、「日本国内における活動でも何らかの方法で参加する可能性はあるだろう」(大橋氏)とコメントした。
(編集局 谷古宇浩司)
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