富士通のミドルウェア、インドを足がかりに世界へ
2003/10/18
インドのITコンサルティング企業インフォシステクノロジーズ(以下インフォシス)が富士通とミドルウェア製品開発に関するパートナー契約を結ぶ。この契約によりインフォシスは、富士通とソフトウェア製品の共同開発を行い、同時に機能拡張サービスなどを世界市場で展開することになる。インフォシスにとってはアジア太平洋地域における製品開発市場への進出、富士通にとっては世界市場での自社製品の展開が可能となるメリットがある。
具体的には、インフォシスが富士通プロジェクト専用のオフショア開発センターをインドのバンガロールに開設、50人の専門家によるサポートを行う。このセンターでは、インフォシスが提供する分散型プロジェクト管理のフレームワーク「グローバル・デリバリ・モデル(GDM)」を活用したソフトウェア開発基準のプロセス・ガイドラインを提供し、富士通製品の開発を促進する。
富士通の経営執行役 ソフトウェア事業本部長 棚倉由行氏は今回のパートナーシップについて「インフォシスのグローバルな業務経験は、(富士通の)InterstageとSystemwalkerを世界市場に展開するうえで非常に重要」と話す。
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