特許情報のXML化対応完了、NRIサイバーパテント

2003/10/28

 エヌ・アール・アイ・サイバー・パテントは10月27日、インターネット特許情報サービス「NRIサイバーパテントデスク」のXML化の対応を完了したと発表した。2004年1月に特許庁のデータがXML形式に変更されるのに合わせ、新形式での特許情報の検索、閲覧サービスを開始する。
 
 「NRIサイバーパテントデスク」は1996年、野村総合研究所が日本で初めてインターネット上で特許情報や技報(企業で発行する技術雑誌)の検索を可能にしたサービス。特許庁が2004年1月から開始する新データ形式(SGMLからXMLへ、媒体はCD-ROMからDVD-ROMへ)に合わせ、エヌ・アール・アイ・サイバー・パテントでは、(特許庁の)仕様書をもとに、システムの刷新を図った。特許庁の最新サンプルデータで全機能が正常に動作することはすでに確認しており、また、独自に仮想データを作成し、検索、表示、データ更新が問題なく行えることも確認しているという。

 特許庁が特許公報をSGML形式の電子データで発行し始めたのは1993年。エヌ・アール・アイ・サイバー・パテントなどの事業者はこのデータをもとに検索・閲覧サービスを提供てきた。また、特許情報システムを販売してきたメーカーなども、SGML形式で新着情報が更新される仕組みを顧客企業に提供していた。

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